モルガン・スタンレー:ハイパースケーラの設備投資額は2025年に3000億ドルに達する

モルガン・スタンレーは、ハイパースケーラの設備投資額が2025年には3000億ドルに達すると予測しています。

同社は、これらの投資は、Amazon、Google、Microsoft、Metaのような企業の間で分散しており、人工知能(AI)投資が増加の原動力になると述べています。

ドル紙幣Seeking Alphaが報じたところによると、モルガン・スタンレーは、AmazonとMicrosoftがそれぞれ964億ドルと899億ドルの設備投資でリードし、GoogleとMetaが626億ドルと523億ドルでそれに続くと予想しています。

今月初め、ブルームバーグは4社の今年の設備投資額が2000億ドルを超え、前年比50%増になると報じました。

Brian Nowak氏率いるモルガン・スタンレーのアナリストらは、投資家向けメモの中で、Googleに関して、「検索、YouTube、およびその他の提供サービスにおけるAI主導のプラットフォームレベルのイノベーションの継続は、長期的な成長の持続性に対する確信を向上させる」と述べ、Microsoftに関しては、「今後数年間、商業ビジネスにおける予想以上の力強さから来る、(複数の)拡大とポジティブな見積もり修正 」が見られるだろうと付け加えています。

Nowak 氏は、2025年の設備投資額が最も大きくなると予想される Amazon について、「高利益率ビジネス 」が原動力となり、「投資を続けながら大きな収益性 」を上げることができると指摘しています。

「クラウドは、数十年に一度の恒常的な普及サイクルにある」とNowak氏は付け加えています。

ハイパースケーラはますますAIに「大きな賭け」をするようになりつつあるが、すべての企業がこれが報われると確信している訳ではありません。

今年初め、ゴールドマン・サックスのリサーチ・ニュースレターは、大手ハイテク企業は生成AI開発を促進するために資本支出を増やしているが、持続可能なビジネスモデルを示すには至っていないと警鐘を鳴らしました。

この投資銀行は、データセンター、半導体、送電網のアップグレード、その他のAIインフラに今後数年間で約1兆ドルが投じられると試算していますが、それが人々が期待しているような経済的リターンを生むかどうかは不明だとしています。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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