
Open DCがペナン最大級のデータセンターを開設
ペナンを拠点とするデータセンターソリューション企業Open DCは、最新施設「PE2」を正式に開設しました。初期容量は10MWで、最大30MWまで拡張可能です。PE2は2025年4月に稼働を開始しており、AIや大規模言語モデル(LLM)向けに最適化された、ペナン最大かつ最先端のデータセンターであると同社は述べています。
PE2は、ペナン南部のBayan Lepas Technology Park内の10エーカーの敷地に位置し、先進的な空冷、水冷、direct-to-chip systems(ダイレクト・トゥ・チップ冷却システム)などの冷却技術を導入いています。PUE(電力使用効率)は、1.5未満を達成しています。また、再生可能エネルギー契約や太陽光発電、環境効率の高いシステムも提供しています。
同社はウェブサイトで、次のように述べています。「PE2は、DE-CIXマレーシアが運営するPenang Internet Exchangeの拠点であり、TM、Maxis、Extreme Broadband、PDC Telcoなどの主要通信事業者に支えられ、低遅延かつ強力な相互接続性を保証します。」
ペナン国際空港に近接し、主要高速道路や工業地帯へのアクセスも良好で、優れた接続性を確保しています。
ペナン州首相であるChow Kon Yeowは、次のように述べています。「PE2の設立は、ペナンがデジタル先進・低炭素経済へと進化する上での重要な一歩です。PE2は高付加価値の投資を加速させ、イノベーションを促進し、次世代技術におけるペナンの国際競争力を高めるでしょう。」
Open DCのマネージングディレクターで、Extreme Broadbandの創業者兼グループマネージングディレクターでもあるWeng-Yew Wongは、次のように述べています。「PE2 Penangは、マレーシアのデジタル経済におけるゲームチェンジャーです。AI、クラウド、インダストリー4.0の革新を支える、州初のフルスケール次世代データセンターを提供します。」
Open DC Sdn Bhdは、マレーシアの通信サービスプロバイダーであるExtreme Broadband Sdn Bhdの完全子会社です。
W.Media ( Jan Yong 記者)より抄訳・転載

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