エクイニクスとPGIM リアルエステート、シドニーに初の xScaleデータセンター開設

2022年3月に5億7500万ドルの合弁契約を締結した後、エクイニクスとPGIM リアルエステートは、シドニーで最初の xScale (エクサスケール)データセンター(SY9xと命名)を開設しました。

S9xはこの共同事業契約に基づいて開発・運営される2つのデータセンターのうちの最初のデータセンターです。ローズヒルに位置するS9xとSY10xを合わせた施設は、完成時には55MW以上の電力容量を提供する予定です。

現在、SY9xは14MW以上の電力容量を提供しており、完成のあかつきには28MW以上の電力容量を提供する予定です。

エクイニクスとPGIMリアルエステートは、シドニー西部の中心街パラマタに隣接するSY9xとSY10xが、オーストラリアで急増する企業のクラウドベースのプラットフォームとサービスの需要に応えることを期待しています。

必要不可欠なデジタルインフラ

エクイニクスオーストラリアのマネージングディレクターである Guy Danskine は、クラウドとデジタルインフラに対する需要の高まりに対応するため、オーストラリアで最初のxScaleデータセンターの開設により、より多くの組織がデジタルファースト戦略を実行できるようになると指摘しています。

また新しいデータセンターインフラは、「お客様が業務を拡張し、優れた顧客体験を提供し、人工知能、機械学習、5G、その他の新興テクノロジーの価値を引き出すことを可能にします。」と付け加えました。

エクイニクスの社長兼CEOであるCharles Meyerは「あらゆる業界でデジタル変革が加速する中、ハイブリッドマルチクラウドは、大手企業が選択するITアーキテクチャになりつつあります。」と述べています。

「これらの企業は、デジタルインフラが競争優位の源泉であることを認識しており、Platform Equinixを活用して、このインフラを支える最大のクラウド企業に直接接続し、近くで運用を行っています。」

エクイニクスのxScaleデータセンターにデータを保管することで、ハイパースケール企業は、エクイニクスのInternational Business ExchangeTM(IBX)データセンターで既存のアクセスポイントにコア設備を追加することが可能になります。同社は世界の70都市にまたがり、1万以上の顧客からなるエコシステムへの直接相互接続を提供する単一プラットフォーム上で成長を実現することができます。

ニューサウスウェールズ州の企業・投資・貿易大臣、観光・スポーツ大臣、シドニー西部担当大臣のStuart Ayres氏は、この共同事業への支持を表明し、「シドニー西部は、大きなチャンスと可能性に満ちた急成長中の地域で、多様でダイナミックな経済の中心地を提供しています 」と述べています。

「エクイニクスとPGIMリアルエステートによる5億7500万米ドルの合弁事業のもと、この最初の超大規模データセンターは、世界最大のクラウドサービスプロバイダーに不可欠なデジタルインフラを提供し、地元コミュニティでの雇用創出に貢献します。」

W.Media ( Lois )より抄訳・転載

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