
京セラ、5G基地局事業から撤退へ
開発コストと競争激化が理由と説明
京セラは5G無線基地局の開発を断念する方針であることを明らかにしました。
Nikkei Asiaが報じたところによると、日本の電子機器メーカーである同社は、コスト上昇と競争激化を背景にプロジェクトを中止したとのことです。
京セラは基地局設備の開発をわずか2年前に開始したばかりで、2月には2027年の5G基地局市場への投入を表明していました。
同社はAIを駆使して消費電力を削減し、設置・運用コストの低減を図る計画を立てていました。
しかしNikkeiによれば、開発コストは当初の見込みを大幅に上回り、京セラはコストに見合う十分な利益を生み出せないことを認めたとのことです。
市場はHuawei、Ericsson、Nokiaが支配しており、この3社で世界の約80%のシェアを占めています。
京セラは代わりに電子部品事業に注力する方針です。ただし、ミリ波技術を用いた高速・大容量データ転送を可能にする5G無線中継器の開発は継続するとしています。
京セラは通信事業者KDDIと連携し、人口密集都市部の通信環境改善に向けた取り組みの一環として、東京でこの技術の試験運用を進めています。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
















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