シャープ製マスクに購入殺到、サーバが過負荷に陥りIoT家電がダウン

シャープ製のマスクの販売システムが購入殺到による過負荷に陥り、エアコンをはじめとする IoT 家電製品が機能しなくなる事態に陥りました。

同社は先月、日本国内のテレビ製造工場でマスクの製造を開始しました。これは、新型コロナウイルス感染症(Covid-19)パンデミックを受けて、マスク需要の増加に対応するためでした。しかし、マスクの高い需要は予期せぬ影響、関係のない家電製品のトラブルを引き起こしました。

加熱…

Sharpはサイト上で1日あたり3,000箱(顧客ごとに1つ)の販売を予定していましたが、販売初日の今日、マスクを購入しようと購入希望者が殺到し、すぐにシステムは過負荷に陥りました。

シャープがマスクの新規顧客登録用として用意していたサーバが、IoT家電の顧客登録用途としてすでに使用されていたようで、この事が予期せぬ影響を及ぼしました。

管理サーバがダウンし、エアコンなどのIoT家電が操作不能に陥ったようだと朝日新聞は報告しています。

シャープは今回の不便に対する謝罪をし、根本原因は調査中であるとコメントしています。

– Sharp

スマートホームデバイスは、頻繁に発生しています。例えば、Google Cloudで障害が発生するたびにNestが停止したり、あるいは、AWSがダウンし、Ringスマートドアベルが機能しなくなったりといった問題が発生してます。 なんらかのクラウドサービスに依存する多くのIoTデバイスは同様の問題が起こりえます 。

2月には、PetnetはSmartFeederがダウンするという非公開の「システム停止障害」を起こしました。このことは、ペットが1週間もの間、餌を与えられず放置された可能性がある様なことを意味します。

Data Center Dynamics

原文はこちら

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