エクイニクスとGIC、日本のハイパースケール3施設に10億ドルを投資

xScaleが日本へ上陸

エクイニクス(Equinix)はシンガポールの投資企業GICと合弁会社を設立し、日本で ハイパースケールデータセンター の構築を開始します。2019年10月に、両社はヨーロッパでハイパースケール施設を展開するために同様の契約を締結しています。

両社は10億ドル以上を現金と資産に投資し、東京に2か所、大阪に1か所、計3か所の「xScale」データセンター、合計138MWもの容量を提供する施設を開発していきます。GICが資金を投資し、合弁会社の資産の80%を所有します。エクイニクスは、建設中の東京TY12と大阪OS2の2つの施設を、土地と開発権とともに東京に移し、更に別のサイトの建設を計画します。

日本で巨大施設を建築

「エクイニクスは、長年にわたり[大手クラウドプロバイダー]と緊密に連携して、我々のInternational Business Exchange(IBX)データセンターにおいて相互接続やエッジ要件をサポートしてきた。」 と、 Equinix Asia Pacificのプレジデント Jeremy Deutsch氏は言います。 「このクラウド企業はプラットフォームを進化させてきており、特定の市場で更なる展開を求めている。これが今日、2番目のハイパースケールイニシアチブを立ち上げた理由だ。」

エクイニクスは世界で最も数多くのコロケーションデータセンターを所有していますが、歴史的に急速な拡大を見せるホールセール・ハイパースケールセクターにはあまり存在感がありませんでした。Alibaba Cloud、AWS、Google Cloud、IBM Cloud、Microsoft Azure、Oracleなどの巨大クラウドプレーヤーは、エクイニクスの施設内にランプを設置して顧客へのアクセスを提供していますが、コアインフラは自社サイトに置いています。

2019 年5月時点で建築中のエクイニクスのTY11サイト – Googleストリートビュー

この合弁会社は、約12社限定のグローバルハイパースケーラーに対しての設備提供を目的としていますが、データセンターでの一般的なホールセール市場への参入は望んでいないと述べています。発表では、その代わり「現在のエクイニクスのクラウドエコシステムに大きな価値をもたらすハイパースケール顧客らにフォーカスしていく。」方針のようです。

この合弁企業は、ハイパースケーラーからの厳しい価格や納期要件に合わせて構築されたハイパースケールの顧客にコア・キャパシティを提供します。これは、すでにアクセスポイントを持つエクイニクスの施設と密接に関連しています。

「エクイニクスは世界最大のクラウドアクセスプロバイダーであり、当社が事業を展開する市場で主要なクラウド・オン・ランプの40%以上を占めている。さらに、2019年には15のクラウド・オン・ランプを追加した。」とDeutsch氏。「ハイパースケーラーは、2019年第4四半期の収益で報告したように、従来の我々のリテール事業で年間5億ドルを超える収益を生み出しており、引き続き勢いがあるとみている。」

日本でのGICとの合弁事業は、ロンドンのLD10とパリのPA8のコントロールを引き継ぎ、同時にアムステルダム、フランクフルト、ロンドンに更に4か所のxScaleサイトの建設を計画した、ヨーロッパで行ったパートナー契約と同じモデルを踏襲します。

エクイニクスのCEOであるチャールズ・マイヤーズ氏は、ヨーロッパでの合弁会社の立ち上げ時に、「他の地域でも同様の合弁会社を立ち上げることを楽しみにしている。」と語り、同様の展開が続くことを示唆していました。

今回の発表は、エクイニクスの南アジア担当マネージングディレクターのYee May Leong氏によって、3月にさらに直接的な示唆がありました。エクイニクスは、ハイパースケールの最前線にいるパートナーと共に、アジア地域で「何かを発表する。」と彼女は3月の時点でDCDに述べていました。

日本は世界第3位の経済大国であり、アジア太平洋地域の主要なデータセンターのハブ拠点でもあります。

この合弁会社は、規制当局の承認やその他の完了条件を待って、2020年下半期に完了される予定です。尚、TY12は2020年末までに構築完了が予定されています。

Data Center Dynamics

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