東京大学と富士通、ワット・ビット連携の社会実装に向けて電力系統状況と連動したクラウド接続による実証実験を実施

 国立大学法人東京大学と富士通株式会社は24日、AI需要に応じたデータセンターにおける消費電力の増加に対応するため、電力と通信を統合的に整備・運用して電力需給の最適化を図る「ワット・ビット連携」の技術開発および社会実装に向け、データセンター間で計算処理の負荷を移動させるワークロードシフト技術を検証する実証実験を共同で推進すると発表した。

 実証実験では、東京大学柏キャンパスの情報基盤センターと、富士通の国内データセンターで稼働する「Fujitsu クラウドサービス powered by Oracle Alloy」の計算環境を接続し、電力需給バランスや電力市場価格などの電力系統状況と連動した地域間ワークロードシフトの有効性を技術的に検証する。計算処理をシフトする実証実験は国内初だという。

ニュース提供元:クラウドWatch/データセンター完全ガイド

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