アリババ、アンカラ近郊にトルコのデータセンターを計画中
アリババがトルコの首都アンカラ近郊にデータセンターの開発を計画していると報じられています。
Daily Sabah紙によると、アリババのマイケル・エバンス社長は、同社が正式名称を「トルコ共和国」とする同国に10億ドル以上を投資する計画であると述べました。
彼は、イスタンブールにあるTurkuvaz Media Groupを訪問した際に、「トルコには大きな生産力があり、この意味で世界で最も有利な国です」と述べました。
ロイター通信によると、投資計画にはイスタンブール空港の物流ハブとアンカラ郊外のテメリにあるデータセンターが含まれているといいます。
データセンターの予定される仕様やスケジュールに関する詳細は未公開です。
アリババクラウド(Alibaba Cloud)は、全世界で28のクラウドリージョンと86のアベイラビリティゾーンのネットワークを運営しています。2022年、アリババはタイのバンコク、ドイツのフランクフルト、日本の東京でデータセンターを立ち上げました。
アリババのCEOダニエル・チャン氏は、大規模な障害の数週間後に行われた経営陣の入れ替えの中で、最近クラウド部門の指揮を執るようになりました。
米国の大手クラウドプロバイダーはいずれも、データセンター市場の規模が比較的小さいトルコにリージョンを置いていません。エクイニクスは2017年にZeniumから買収した施設をイスタンブールで1つ運営しており、TelehouseもTeknotelと提携して同地で施設を運営しています。また、GlasshouseやTekNetなど、地元のプレーヤーも複数存在します。昨年、TurkcellはTekirdağに新しいデータセンターを開設しています。DAMACが支援するEdgnexも、同国にプロジェクトを持っていると伝えられています。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
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