Alignedがオレゴン州ヒルズボロに108MWのキャンパス計画中

同地でのStack、QTS、NTTなどの進出に続き

Alignedは、オレゴン州ヒルズボロに進出します。

同社は本日、オレゴン州ヒルズボロに27エーカー、108MWのデータセンターキャンパスを建設し、太平洋岸北西部へ進出することを発表しました。

NE 30th Ave. & NE Evergreen Rdに位置するヒルズボロキャンパスでは、2つのビルを建設することが計画されており、最初のデータセンター(通称PDX-01)は72MWの容量を提供する予定となっています。2棟目(PDX-02)は、現在36MWを計画しています。開発のタイムラインは公開されていません。

同社のWEBサイトによると、PDX-01は27エーカーの敷地に6MWのデータホールを12棟配置する予定です。水力発電所7基、風力発電所2基、火力発電所7基を所有するPortland General Electric社を通じて、100%再生可能エネルギーを利用する予定です。

「急速に拡大するヒルズボロのデータセンター市場は、特に欧米の他のデータセンター立地と比較して、超大型企業や大企業の顧客にとって多くの利点があります」と、AlignedのCEO、Andrew Schaapは述べています。「ヒルズボロには、ビジネスに適した環境、安価な電力と再生可能エネルギーのオプション、多様な都市圏、ロサンゼルス、シアトル、シリコンバレーなどの主要都市や技術拠点への長距離接続、さらに米国とアジア太平洋地域の高成長市場間の遅延を低減する国際海底ケーブルネットワークへの近接性などが備わっています。」

同社によるとこのキャンパスでは、AlignedのDelta³冷却技術と「最先端」の水なし排熱システムを組み合わせ、さらにこの地域の温暖な気候がデータセンターの冷却に関わる電力使用とコストの削減に貢献するとのことです。

ヒルズボロでは、Flexential、StackT5、QTS、NTT、LinkedInがデータセンターを運営しています。

Alignedは現在、イリノイ州シカゴ、テキサス州ダラス、アリゾナ州フェニックス、ユタ州ソルトレイクシティ、北バージニアでキャンパスを運営しており、メリーランド州にも開発中のキャンパスがあります。

同社は最近、ブラジルのデータセンター会社Odata社を買収する計画を発表しています。



この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。



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