NTT、オレゴン州ヒルズボロとイリノイ州シカゴに36MWデータセンターを開設

NTTは米国で2棟のデータセンターを開設しました。施設はそれぞれ36MWのIT負荷をサポートします。

米国オレゴン州ヒルズボロとイリノイ州シカゴの施設は、NTTが今年米国で計画する合計4棟のデータセンターの第一弾となります。今後NTTは、新たにシリコンバレーキャンパスを開設し、2021年後半にはアッシュバーンのフットプリントを拡張する計画です。

NTT、旧RagingWireの米国での拡大を継続

シカゴの データセンター は、最終的に2棟の施設で72MWまでの拡張が予定されている新キャンパスにおける1棟目です。 19エーカーの敷地は、オヘア国際空港から約25分の距離に位置します。

– shutterstock

同じく47エーカーの新キャンパスであるヒルズボロキャンパスは、100万平方フィート(93,000平方メートル)を超えるデータセンタースペースを備え、126MWにまで拡張が予定されています。 カーボンニュートラル ITや 再生可能エネルギー は顧客にオプションとして提供されます。

「2021年は私たちの部門にとって他に類を見ない年になるだろう。これらの2棟の新データセンターの開設はまだ始まりに過ぎない」とNTT Ltd.のアメリカ・グローバルデータセンター部門のCEO、ダグ・アダムズ氏は述べています。

「ヒルスボロキャンパスとシカゴキャンパスの継続的な拡張のみならず、新たにシリコンバレーキャンパス、アッシュバーンにおける拡張、更にフェニックスでの着工も楽しみにしている。これらの取り組みは、顧客を中心に据え、データセンターサービスをアメリカの主要データセンター市場に提供していくといった当社の取り組みを強調している」

アダムズ氏は、2014年から2018年にかけてNTTに買収された米国のデータセンター事業者RagingWireのCEOを務めていました。買収後しばらくの間は、ほぼ独立した事業体として存続していましたが、2019年に新たに設立されたNTT Global Data Centers部門にe-shelterとNetMagicと共に吸収されました。

「グローバルデータセンター部門がNTTの顧客とパートナー企業にもたらす強みに興奮している」とNTT Ltd.のGlobal Data Centers部門のEVP(部門長)を務める松尾隆一氏は述べています。

「私たちのデータセンターにおけるフルスタックサービスは、インフラストラクチャ全体にとって重要であり、そしてスピードを緩めることはない。2021年には、インドネシア、ドイツ、英国、スペイン、およびアメリカでの拡張を続けていく」

Data Center Dynamics

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