マイクロソフトがポーランドのデータセンター拡張に7億400万ドルを投資

ポーランドでAIインフラを拡大

マイクロソフトがポーランドでデータセンターの拠点を拡大します。

同社は本日、2026年6月までに28億PLN(約7億400万ドル)を投じ、ポーランドでハイパースケールクラウドAIインフラを拡張する意向であることを発表しました。

マイクロソフトは、「今回の投資によち、既存のデータセンターキャンパスの成長をサポートするとともに、この地域の顧客の需要に応えるため、Azureサービスの拡張をもたらします」と述べました。

この拡張についての詳細は明らかにされていません。

ポーランドのAzureリージョンの計画は2020年5月に初めて発表され、当時マイクロソフトは同国に10億ドルを投資する計画だと述べていました。Azureクラウドリージョンは、2023年4月にワルシャワ周辺で開始されています。

マイクロソフトのブラッド・スミス副会長兼社長は、次のように述べました。 「マイクロソフトのデータセンターへの投資は、ポーランドのリーダーシップと経済に対する信任投票です。私たちの目標は、ポーランド経済のあらゆる分野に最先端のAIインフラを導入し、国の経済競争力を強化することです。」

同社はまた、ポーランド国防省と協力し、国家のサイバーセキュリティを強化する枠組みを構築します。

ポーランドのDonald Tusk首相は、次のようにコメントしています。「これは私たちの未来、安全保障、若者、新興企業、そして学者への投資です。この投資を通じて、ポーランド人のなかでも特に若い世代に、世界最高水準の最新ツールや機会を提供します。ツールや資金、投資も重要ですし、国民、企業との協力も重要ですが、トレーニングの機会を活用することでも望ましい効果が得られるでしょう。」

Lightsource BPとマイクロソフトは、2023年9月に40MWの太陽光発電PPAを締結しました。

マイクロソフトはまた、ポーランドのデータセンターのバックアップ発電機を、ディーゼルの代わりに再生可能バイオ燃料を使用するよう移行しています。

今年初め、マイクロソフトは2025年度にAIデータセンターの構築に800億ドルを費やす計画を発表しました。これは昨年から大幅に増加した金額でした。また、同社は昨年、AIインフラに対応するため、既存のデータセンター地域を拡大する大規模な投資をいくつか発表しています。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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