Digital Ocean、一部のデータセンターで容量不足の問題に直面

Digital Oceanは、多くの拠点で容量不足の問題に悩まされています。

The Registerが最初に報じたところによりますと、同社は米国とオランダの4か所のデータセンターで、Droplets(仮想マシン)などの利用が制限される事態に陥っているようです。

「AMS2、NYC2、SFO1、SFO2の容量が限られているため、これらの地域ではリソースの作成が無効になっています。しかし、これらのデータセンターで既存のDropletsを持っているユーザーについては、追加のDropletsを作成することができます 」と、同社は更新されたRegional Availability Matrixページ上でアナウンスしています。

AMS2はオランダのアムステルダム、NYC2、SFO1、SFO2はニューヨークとサンフランシスコの施設です。同社は、アムステルダムに1カ所、ニューヨークに2カ所、サンフランシスコに1カ所を追加運営しました。

同社はメディアに対するコメントを拒否しています。

Digital Oceanは、8つの地域で13のデータセンターを有しています。先に述べた拠点以外では、シンガポール、英国・ロンドン、ドイツ・フランクフルト、カナダ・トロント、インド・バンガロールに進出しています。同社は通常コロケーション施設を使用しており、過去エクイニクスやデジタル・リアルティの利用顧客として挙げられたことがあります。

The Registerは、Wayback Machine(インターネットのアーカイブサイト)の情報を介して、可用性マトリクスのテキストが時間の経過とともに変化していることを指摘しています。7月15日時点のページのスナップショットでは、新規顧客向けの容量が不足している施設のリストからAMS2データセンターが除外されています。しかし、4月21日時点のスナップショットでは、AMS2のキャパシティ不足に言及しています。

今年初め、マイクロソフトがハードウェアのサプライチェーンの問題により、20数カ所のデータセンターで「限られたサーバ容量」で運用しているという報告が表面化しました。

先月、Digital Oceanは、SMB(中小企業)向けに特化したクラウドホスティング及びSaaSを手掛けるCloudwaysを3億5000万ドルで買収したとの発表を行っていました。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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