小さなクラウド企業DigitalOceanがIPOで7億7500万ドルを調達も株価はすぐに下落

クラウドコンピューティング企業のDigitalOceanは、新規株式公開(IPO)で7億7500万ドル強を調達しました。

しかし、ティッカーシンボルDOCNで取引されている同社の株式は、すぐに10%程下落し、同社の評価額は44.8億ドルになりました。

同社は、VertivやIonQなどでも利用され、最近人気が高まっているSPAC方式ではなく、従来のIPOルートを介して株式公開を行いました。

広大なデジタルオーシャンの中の小さな魚

DigitalOceanは、米国、インド、ドイツ、英国、カナダ、オランダ、シンガポールで14のデータセンターを運営しています。これらはすべてサードパーティのデータセンター事業者からリースされています。

「私たちは不動産を所有していない」と同社はS-1ファイリング(※米国で新規株式公開を行うために、米証券取引委員会に提出する証券登録届出書)の中でこう記載しています。「弊社の現施設は現状ニーズを満たすうえで十分であり、成長や拡大に対応する必要がある場合は、追加あるいは代替スペースの利用が可能であると信じている」

DigitalOceanは、世界185か国に57万の個人および企業顧客を抱えていると述べています。収益は前年比で増加し、2020年には3億1800万ドルに達しましたが、一方で損失も安定しており、昨年は400万ドル増加して4400万ドルとなりました。

これらの損失は、Google Cloudが毎年計上する数十億、あるいは 数百億のAWSやMicrosoft Azureと比べはるかに少ない数値です。

DigitalOceanは、ハイパースケーラーよりも時価総額、予算、そしてスタッフ規模共はるかに小規模であるため、シンプルさが美徳になるだろうという考えに傾倒しています。

「私たちの使命は、クラウドコンピューティングを簡素化して、開発者や企業が世界を変えるソフトウェアの開発により多くの時間を費やせるようにすることです」CEOのYancey Spruill氏は投資家への文書の中でこのように述べていました。「シンプルさが私たちにとってのコアバリューである」

Data Center Dynamics

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