Google Cloud、ソウルとソルトレイクシティの新リージョンを発表
2019年4月、サンフランシスコで開催されたGoogle Cloud Nextの基調講演で、同社のCEOであるSunder Pichai氏は新たにGoogle Cloudの リージョン を2箇所開設すると発表しました。
1つは、米国のユタ州ソルトレイクシティ、もう1つは韓国のソウルです。それぞれのリージョンは高い信頼性を保つために、独立した3つの ゾーン から形成されることになります。
ユーザーは、2020年初旬にはソウルのリージョンを利用し始めることが可能です。ソルトレイクシティのリージョンは、2020年後半から使用可能になると予想されています。
新リージョンの登場により、2020年には世界のGCPリージョンの総数は23箇所になります。また、そのうち15箇所は、ここ3年間で開設されたものです。
ソルトレイクシティを加えると米国本土のGoogle Cloudリージョンの合計数は6になります。今月2月に、同社は全米で年間130億ドルを要する建設計画を発表しました。この計画にはネブラスカ州、ネバダ州、オハイオ州の新しいデータセンターと、数箇所の既存施設の拡張が含まれています。
ソウルはオーストラリア、香港、インド、日本、シンガポール、台湾、そして開設予定のインドネシアに続く、急成長中のアジア太平洋地域(APAC)におけるGoogle Cloudの8番目のGCPリージョンになります。インドネシアや香港のリージョンと同様に、Googleが建設した施設ではなく、既存のデータセンター内に配置されます。
APACのその他の地域では、Googleは地元のクラウドプロバイダと提携し、中国市場への参入を図っているとの噂が報じられています。
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