GoogleがNVIDIA “TESLA T4″で自社クラウドサービス強化
Googleは、Nvidiaが提供するT4 GPUを自社の クラウド サービス基盤に導入することを発表しました。T4 GPU は、2ヵ月前に発表されたNvidiaの新製品であり、クラウド事業者での導入はGoogleが初となります。
今回の発表は、先日デンバーで開催されたSC18のものです。T4 GPUは、同社がHPCに特化して開発したV100よりも安く手に入れることができ、更に、57に及ぶメーカーのサーバーへ導入することが可能です。
ただただ驚き
Nvidiaでコンピューティング担当兼副責任者を務めるIan Buck氏は、「これほど早く、Nvidiaの製品が発表されてからデータセンターへと導入されたことは今までありませんでした。
発表からわずか60日ですが、既にT4 GPUはクラウド環境でも世界規模のネットワークとサーバーメーカーに支えられながら運用することが可能です。T4は、今日の パブリッククラウド 、 プライべートクラウド が求める高い性能や効率性のコンピューティングを実現します。
従来のCPUベースのコンピューティングは、人工知能の計算が求める性能からおいていかれています。」
T4GPUは、標準的なサーバーにも OCP 仕様のサーバーにも用いることが可能です。サーバーに搭載するチップ数も1個から20個までアレンジが可能で、Dell EMC、IBM、LenovoやSupermicroと連携しています。
T4の具体的な性能はNvidia社のホームページからも確認ができます。1チップの発熱量は70W、FP32からFP16、INT8、さらにINT4精度で画期的性能を備えたT4は、 CPU の最大40倍のパフォーマンスを発揮します。
Google Cloudは、非常に早い段階からT4を提供しています。 NvidiaのCEO、Jensen Huang氏は、「Google Cloudの迅速な動きには大変驚かされました。生産から30日間でデプロイされてしまったのですから」と語りました。
– Data Center Dynamics
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