HMRCがキンドリルと440万ポンドのメインフレーム契約を締結

キンドリルはHMRCのメインフレームサービスの「一部」を管理

英国の歳入関税庁(HMRC)は、メインフレームサービスの管理とクラウド移行の「準備」のため、キンドリルと440万ポンド(約550万ドル)の契約を結びました。

この契約は15ヶ月に及び、キンドリルがHMRCのメインフレームサービスの一部を管理する一方、 Kyndryl Consult はHMRCが計画している近代化とクラウドへの移行を準備することになります。

Kyndryl Consult はマイクロソフトおよびAdvanced Computer Software Groupと協力し、HMRCの近代化計画に取り組む予定です。

HMRCは、英国の公的機関が政府公認のクラウドプロバイダーからクラウドサービスを調達できるG-Cloudプラットフォームを通じてキンドリルと契約しました。

「キンドリルは、最もシンプルで顧客中心の効率的な方法で税務システムを管理するというHMRCの戦略的目標をサポートするために、HMRCと初の直接契約を結ぶことができて感激しています。この契約は、英国の公共部門を支援し、英国市民により良い結果をもたらすという当社の継続的なコミットメントと集中力を裏付けるものです」とキンドリル英国・アイルランド社長のJohn Chambers氏は述べています。

キンドリルは2021年11月にIBMから独立し、以来、より幅広いプロバイダーからクラウドサービスを提供しています。同社の第1四半期決算で、キンドリルのDavid Wyshner最高財務責任者(CFO)はその進展について次のように述べています。「重要なことは、我々は引き続きIBMと契約を結んでいるということです。そして、スピン前のレガシー契約よりも有意義なほど高い利益率で新規契約と更新を続けていることです」。

今年はこれまでに、キンドリルはLegal & General、the UK Department for Environment, Food & Rural Affairs、BT Groupと契約を結んでいます。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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