Huaweiがナイジェリアのクラウドリージョンを発表
Huawei Cloud Summit Nigeria 2024で発表
Huaweiが、ナイジェリアでローカルクラウドサービスを開始しました。
Huawei Cloud Summit Nigeria 2024の最中に発表されたこのローカルクラウドは、データがナイジェリアの境界内にとどまり、データ保護法を満たすことを保証します。
さらにHuaweiによると、このローカルクラウドにより、顧客のレイテンシーは80ミリ秒以上から15ミリ秒まで短縮されるとのことです。Huaweiによると、クラウドリージョンは 「Tier III+データセンター 」に収容されます。
クラウドリージョンがどのデータセンターに収容されているのか、またナイジェリアのどのリージョンにあるのかは明確ではありませんが、ナイジェリアのデータセンター市場の多くはラゴス周辺にあります。
ローンチイベントで、ラゴス州副知事のDr. Kadi Obafemi Hamzatは次のように述べました。 「ラゴス州は以前からHuaweiと協力してきましたが、本日のイベントでHuaweiのローカルクラウドの立ち上げを発表することにより、その頂点に達します。」
「これは、ナイジェリアにとって、技術進歩への旅における重要なマイルストーンとなります。Huaweiによるローカルクラウドの導入は、主権強化にもつながるため、ビジネスやすべての人にとって大きな助けとなるでしょう。私は、ラゴス、ナイジェリア、そしてアフリカ全体が、変革への道筋を示すこれらのアイデアを受け入れることを推奨します。」
Huawei・ナイジェリアのChris Lu最高経営責任者(CEO)は、以下のように述べました。「データがどこに保存されているかわからないというのは恐ろしいことです。Huaweiのローカルクラウドは、お客様のデータや顧客が安全に保護される世界を提供します。」
「Huaweiにとって、ナイジェリアで構築することは重要です。当社は、様々な業界や消費者向けのアプリケーションやサービスを開発する上で優れた能力を持つ、現地のパートナーと協力してきました。そのため、顧客のデータ主権を確保しながら、顧客が自信と安全を感じられるよう、より低遅延かつ優れたサービスを顧客に提供するのに役立つローカルクラウドで彼らにサービスを提供することが不可欠になりました。」
2024年9月、Huaweiはナイジェリア最大の金融機関の1つであるUnited Bank for Africaから300万ドルのクラウドコンピューティング契約を獲得しています。この契約では、Huaweiは200ペタバイトのストレージとクラウドコンピューティングソリューションを提供することに合意しました。
またHuaweiは今月、フィリピンでもクラウドリージョンを立ち上げています。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
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