ファーウェイ、チリのデータセンターを開設
合弁会社Huawei Marine Systemsの株式売却過程の最中
Huawei Cloudはチリ リージョン を開設します。そこでクラウド及びAIサービスを提供し、主に中国企業の南米地域へのゲートウェイとして機能します。
同社は先月チリで開催されたサミットで今回の動きを発表し、アジアと南米大陸間で初の海底データケーブルを建設する計画についても述べていました。
南米進出
「チリリージョンは南米における最初のリージョンですが、今年は多くのリージョンを開設していきます。」と、Huawei Cloud Global Market社長のEdward Deng氏は述べています。「我々は南米各国の政府と企業に力を与えます。」 同社は、同リージョンでは20m/s以内のチリ国内遅延、他の中南米諸国で50m/s以内の遅延の品質を実現すると約束しました。
Huaweiがデータセンターを建設する噂は、2月にチリの日刊紙La Terceraで報道されていました。これは、もし既存のホールセール、あるいはコロケーション施設からのサービス提供開始でないとしたら、非常に短期間でのデータセンター立ち上げとなります。 チリサミットでの発表の中では、キャパシティ容量や具体的な場所についての説明はありませんでした。
チリ自体は、デジタルインフラストラクチャに多額の投資を行っており、海外のクラウド企業の誘致に積極的です。 チリサミットでは、同社は政府、大学、業界からの支持を得る事に成功しました。
他のグローバルクラウド企業も南米進出への足掛かりとしてチリを選択しています。Googleは最初の施設を拡張した僅か1年後の2019年7月に第二センターの建設計画を発表しました。 1年前には、チリはアルゼンチンと新しい南米のAWSデータセンター案件で競い、最終的にAWSはチリ国内での天文データのマイニング用専門施設をチリ政府に売り込みました。
チリに進出するクラウド企業は、パッケージの一部として国際的な通信回線が必要であることを認識しています。Googleは、チリと北米太平洋沿岸を繋ぐキュリーケーブル を敷設しました。 Huaweiもおそらく野心的で、チリとアジアを結ぶ最初の 海底ケーブル を提案しています。
チリ政府は2017年以降、アジアへ向かう海底ケーブルに関する協議をしており、2019年7月に入札プロセスを開始しました。Huaweiは入札への招待があれば受ける予定であると、Huawei チリのCEO David Dou Yong氏 はサミットでロイターに語っていました。しかし、ケーブルの敷設事業を行う会社であるHuawei Marineは、実際には所有者はHuaweiから別会社へ移行しています。 Huawei Marineは現在は合弁会社であり、HuaweiはHengtonに事業の51%の株式売却を進めています。
Huawei Cloudとそのパートナーはグローバルに23のリージョン、44のアベイラビリティゾーンを有しています。
Data Center Dynamics
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