
MetaがCoreWeaveと142億ドルのクラウド契約を締結
ネオクラウド向け最新大型契約
Metaは、2031年12月14日までにCoreWeaveからクラウドサービスを総額142億ドル分利用する計画を発表しました。
この契約により同社は、マイクロソフト、Nvidia、OpenAIと並び、急成長中のネオクラウド企業CoreWeaveの主要顧客となります。
CoreWeaveは声明の中で、「この契約は、すべてのAIのブレイクスルーの背後には、それを可能にするパートナーシップがあることを改めて示しています」と述べました。
今週初め、同社はOpenAIとの契約を65億ドル追加し、総額224億ドルに拡大しました。さらに先月、Nvidiaは、CoreWeaveの未使用計算能力を2032年までに最大63億ドルで購入する契約を発表しました。
同社は、今年3月のIPO時に顧客依存度の高さが批判されたことを受け、顧客層の拡大を進めています。2024年6月時点では、売上の約71%がマイクロソフトからのものでした。
一方、Metaも自社の計算インフラと、クラウド利用の拡大を進めています。長年にわたり自社データセンターを構築しており、現在は1GW規模のキャンパスを開発中で、さらに5GW規模の巨大施設も計画中です。2025年の設備投資額は、660億〜720億ドルと予測されており、2026年には「大幅な増加」が見込まれています。
Metaは、クラウドサービスの利用において、ホールセール契約の重要な顧客であると同時に、クラウドサービスの利用者でもあります。
2021年には、同社がAmazon Web Services(AWS)との提携を拡大し、買収やAIの研究開発に同プラットフォームを活用すると発表しました。
さらに2025年8月には、Google Cloudと100億ドル規模の6年契約を締結したと報じられており、現在は、オラクルとの200億ドル規模のクラウド契約についても交渉中です。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
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