米陸軍、10億ドル規模のクラウド移行を計画

米陸軍は、10億ドル規模の新たな移行プロジェクトで、ITのクラウド化に再挑戦します。

このプロジェクト「The Enterprise Application Modernization and Migration(EAMM)」は、2023年6月末までに成約が完了する予定です。

陸軍 CIO の Raj Iyer 博士は、Federal News Network の取材に対し、「現在、陸軍司令部が利用できる契約は1つではなく、適切な車両を見つけるために複数の契約センターで多くの購買をしており、実際に契約するまでに 9 か月かかっている」と述べています。「9ヶ月も待っていたら、新しい会計年度になってしまい、そして資金がなくなってしまう」

尚、この契約は、軍の既存のEnterprise Cloud Management Agencyを通じて処理されます。

Iyer氏は、「我々は彼らの手を握ることになる」と述べています。「もはや、コマンドを伝えるだけでなく、自分で考えなければならないのです。我々はクラウドソリューションの設計から、データの移行、契約車両の移行など、すべての面で移行を支援します」

この移行作業は、シングルクラウドのJEDI契約が長期に渡った結果破綻し、その後継であるJWCCも何度も延期が続く中で行われます。

同時に現在、米陸軍は連邦政府のシステム統合の一環として、何百ものデータセンターの集約を進めている段階です。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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