オラクルの283億ドルでのCerner買収が規制当局の承認を受ける

オラクルは、Cerner買収に必要なすべての規制当局の認可を取得しました。

283億ドルでのこの医療IT企業の買収は、現在、6月6日に完了する見込みです。

Cernerは、病院向けのコンピュータ化された医療システムや電子カルテを開発しており、  Epic System 社や Athenahealth  社と競合しています。

オラクルの会長兼CTOラリー・エリソン氏は、「Cernerとオラクルが協力することで、医療従事者に新世代の医療情報システムを提供し、医療提供を変革することができます」と述べています。

「より良い情報はより良い治療の決定を可能にし、患者の転帰を改善します。当社の新しい使いやすいシステムは、医療従事者の負担となる管理業務の負担を軽減すると同時に、患者のプライバシーを改善し、医療費全体を削減するように設計されています。」

CernerのCEO兼社長であるデビッド・フェインバーグは、次のように述べています。「当社は医療のデジタル化を支援するリーダー的存在です。そして今、情報を適切な医療従事者に適切なタイミングで届ける医療提供ツールによって、この仕事の真の約束を実現する時が来たのです。」

「専用のIndustry Business Unitとしてオラクルに参加することは、電子カルテの近代化、介護者の体験の改善、より連携した高品質で効率的な患者ケアの実現という我々の仕事を加速させるかつてない機会を提供します 。」

Cernerはこれまで、何百万人もの市民の医療データを保存するために、自社のデータセンターを使用してきました。しかし2019年、同社はクラウドへのシフトを開始し、一部のワークロードをAmazon Web Servicesに移行する計画であることを発表しました。

しかし現在、オラクルはこの新たに買収した企業を自社のクラウドプラットフォームに移行させる見通しです。



この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。



関連記事一覧

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。