Dell EMC、エッジサーバをマイクロDCとして提案

Dell EMCは、ミニチュアサイズの“rack-in-a-box“データセンターと、エッジアプリケーションに最適化したコンパニオンサーバと呼ばれる製品の販売を今後開始します。

Modular Data Center Micro 415は、非常に耐熱性の高いエンクロージャにデータセンター用ラックを収容します。これはエッジサーバの「ポッド」として設計され、ローカル生成されたデータのオンサイト保管や処理を必要とするエリアに設置される事を想定した設計がなされています。

エッジ上のポッド

「次の10年のデータ管理を考える中で、課題は、大量のデータに対応することから、さまざまなエッジロケーションからコアデータセンターや パブリッククラウド に至る、多くのタイプのデータとタッチポイントから貴重な洞察を得ることへと移行していく。」と、Dell TechnologiesのインフラストラクチャソリューショングループのJeff Boudreau氏は言います。

「我々は、 エッジ 拠点での運用上の制約に対処し、どのエッジ拠点であろうがビジネスの洞察力を深める分析を提供できるよう設計されたポートフォリオを提供していく。」

デルは、エッジ展開時の負荷に対応可能とする新たなサーバも設計しました。PowerEdge XE2420は、大量の受信データを処理可能とされています。サーバは、最大4つのアクセラレータと92TBまでのストレージが拡張可能です。

Micro 415 – Dell EMC

エッジでのストリーミング

デルの広報担当者は次のように語っています。「” エッジ “の定義は数多くあるが、多くは全体像を見落としている。エッジは単一の場所ではなく、帯域幅、ITスキル、セキュリティ、運用環境、スペース、電力などの一連の特性や制約により定義される。」

「成功を収めているテクノロジーリーディング企業は、アプリケーションやインフラの配置を再考し、それらを可能な限りデータ生成ポイントの近くに配置し、レイテンシの削減や、応答時間の短縮を行なっている。これによる、エッジでのリアルタイムの洞察を実現が意思決定を促し、競争力の向上を実現させている。」

明確な日程は告知されていませんが、サーバ、ラック共、今年の後半には市場に出る予定です。同社はまた、サーバのタスクをより効率化する一連のソフトウェアプラットフォームを展開しています。Dell EMCの新たなStreaming Data Platform(SDP)は、Kubernetesオーケストレーションを必要とするクラウドネイティブのソフトウェアです。

Data Center Dynamics

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