ベライゾンがMS Azureと連携、5G・エッジを統合
Verizonは帯域幅を提供し、Microsoftはアプリを提供
Verizon(ベライゾン)は、Microsoft Azureと連携して、エッジサービスを同社の5Gネットワークに導入すると発表しました。
このパートナーシップでは、ベライゾンの5G相互接続性と、Azure上でホストされるエッジアプリケーションを組み合わせます。
5Gで優位に立つ
ベライゾンは、「5Gウルトラワイドバンドネットワーク」と呼ばれるサービスを提供しています。ベライゾンによると、このネットワークは既存4Gネットワークの25倍のスループットを実現し、米国内の55都市で利用可能との事です。尚、その他1,800都市ではより限定された5Gサービスが提供されています。
ベライゾンのEVP兼最高戦略責任者であるRima Qureshi氏は、次のように述べています。「我々は今日、5G対応ソリューションを提供するネットワークを構築した。ベライゾンの5Gネットワークと5Gエッジプラットフォームをマイクロソフトが持つクラウドサービスの専門的技術と統合し、誰もが思い描いていた次世代テクノロジーの開発を実現していく」
マイクロソフトのコーポレートバイスプレジデントYousef Khalidi氏は、次のように述べています。「ベライゾンの5Gネットワークとマイクロソフトのクラウドやエッジ機能を統合することで、開発者や企業は、高速、安全かつ信頼性の高い接続の恩恵を受け、大規模なインダストリアルIoTワークロードから精密医療に至るまで、シームレスなデジタルエクスペリエンスを提供できるようになるだろう」
ロジスティクス企業のIce Mobilityは、ベライゾンのネットワークとマイクロソフトのエッジとの新しい組み合わせによる試験を行っています。同社はエッジコンピューティングを製品梱包の改善に活かしています。 同社は製品の梱包不良に関するデータをほぼリアルタイムで収集することで、15%から30%の処理時間を節約しています。
Ice MobilityのMike Mohr CEOは、次のように述べています。「ベライゾンとマイクロソフトが協業し、5GとMEC(モバイルエッジコンピューティング)が品質保証プロセスをどのように改善できるのか?についての試験を行えることを特に嬉しく思う。彼らは、自動化されたリアルタイムな品質監視とフィードバックを提供するという私たちのニーズに真に耳を傾けてくれた。これにより、コスト効率の高い方法で独自の新製品を発売できるようになった」
Data Center Dynamics
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