マイクロソフト、衛星通信対応モジュラー型Azureデータセンターを開発

遠隔地域をターゲットに

マイクロソフトは、クラウドを遠隔地域に展開するために、モジュール型コンテナサイズのデータセンターを開発しました。

Azure Modular DataCenter(MDC)は、地上接続が利用できない場合に、オプションで衛星通信に接続できるオプションを備えています。

箱の中のクラウド

MDCは、モバイルコマンドセンター、人道支援、軍事任務ニーズ、および鉱物探査などに役立つものとして売り込まれています。これを念頭に置いて、自己完結型のデータセンターは、頑丈なRF遮蔽ユニットとして提供されます。

昨年、マイクロソフトは、10年間で100億ドル相当になるJEDI契約を受注しました(ただし、現在AWSによる訴訟のために延期されている)。これには戦場におけるモジュラー型エッジコンピューティングも含まれていました。MDCは既に某防衛組織で早い段階から利用されていると同社は述べています。

マイクロソフトは、エクソン、シェル、ハリバートンなどの石油・ガス企業の主要な請負業者でもあります。これらの企業はすべて、リモート運用の中で広範なエッジコンピューティングネットワークを利用しています。

Azure global industry sovereign solutionsのGMを務めるBill Karagounis氏は、MDCは「顧客自身の データセンター に低遅延で接続し、ワークロードをオンプレミスで実行しながら、Azureへの移行パスを顧客に提供する。これは、ワークロードをAzure API に変換するための足がかりとなり、またこれらのアプリを オンプレミス で、あるいは パブリッククラウドソブリンクラウド上で引き続き利用するオプションもある」

この小規模施設は一般的なローカル光ファイバネットワークへの接続に加え、衛星通信用の2.4mアンテナ2基も備えています。これは、ネットワーク接続に制限があるか、あるいは存在しない地域での、接続性の強化や代替オプションとして用意されています。

「世界中で、悪条件地域におけるクラウドコンピューティング及びストレージへのニーズはかなりある。しかし、低速通信、低いネットワーク可用性や特殊なインフラ環境へのアクセス制限などがクラウドコンピューティングの利用を妨げていた」とKaragounis氏は述べています。 「Azureをこのような環境に展開し、必要とされる最も近い場所にデータセンター規模のコンピューティングリソースを提供し、これらの課題を解決していく」

Data Center Dynamics

原文はこちら