Appleがノースカロライナ州のデータセンター拡張に1億7500万ドルを投資

カトーバ郡メイデンのキャンパスに237,600平方フィートのデータセンターを増設

Appleは1億7500万ドルを投資し、ノースカロライナ州での拠点を拡大する予定です。

The Morganton News Heraldの報道によれば同社はカトーバ郡メイデンにすでに所有している土地に、237,600平方フィート(22,074平方メートル)のデータセンターを増設する予定です。

同社はすでにこの地域に、約100万平方フィート(約92,903平方メートル)のデータセンターキャンパスをStartown Roadの脇に構えています。

同キャンパスは2009年に建設され、Appleはこれまでに約40億ドルをこの地の開発に投資してきました。キャンパスは、Bloom Energyのバイオガス燃料電池、20MWの太陽光発電アレイ2基、クリーンエネルギーの直接購入など、再生可能エネルギーで完全に賄われています。同社の「2024年環境進捗報告書」によると、メイデン工場の使用電力は4億5300万kWhで、その82%が太陽光発電、12%が風力発電によるものでした。

2015年、メイデンのAppleデータセンターで化学物質漏れが発生し、5人が病院に運ばれる事件もありました。

建設スケジュールに関する詳細は明らかにされていません。DCDはAppleとCatawba Economic Development Corporationに連絡を取り、さらなる情報を求めています。

同社は2025年2月、テキサス州ヒューストンに建設される25万平方フィート(2万3,225平方メートル)の製造施設、アイオワ州、オレゴン州、アリゾナ州、ネバダ州でのデータセンター拡張、アリゾナ州にあるTSMCのFab 21施設でのチップ製造への「数十億ドル規模のコミットメント」を含む、より広範な5,000億ドル規模の投資計画の一環として、ノースカロライナ州でのデータセンタープレゼンスを拡大する計画を明らかにしました。

マイクロソフトも現在、カトーバ郡にキャンパスを建設中で、2022年には少なくとも10億ドルを投じてこの地域に4つのデータセンターを建設する計画を発表しています。そのうちのひとつはメイデンにあり、2024年4月に着工する予定です。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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