AT&Tがエッジデータセンターのネットワークを構築
既存ネットワークインフラ基盤を利用
AT&Tは、5Gワイヤレスネットワークと次世代コンピューティングを必要とするアプリケーション( VR や AR 、 AI 、自動運転車など)分野への参入準備のため、ネットワークエッジにデータセンターを構築する予定ですが、直感に反して、人口密度の高い都市部に展開するようです。
同社は、旧中央オフィスビル、携帯電話基地局や電話交換機を利用します。それらは、データセンターと他のネットワークノードとの分岐・接続に都合がよく、ソフトウェアを導入する予定のサーバーやスイッチを備えています。
SDNとエッジは仲良し
最終的に、AT&Tは、2020年までにソフトウェア定義ネットワーク( SDN )とネットワーク機能仮想化( NFV )の達成目標を75%に設定して、ネットワーク全体を仮想化したいと考えています。同じ年には5Gのアジア展開を予定しています。
AT&TはOpen Compute Projectのメンバーです。この組織はFacebookによって設立され、オープンソースのデータセンターハードウェアを推進しています。AT&Tは OCP Telcoプロジェクトの創設メンバーでもあります。このプロジェクトは、こういったハードウェアを通信事業者のニーズに応えて導入することに特化しています。エクイニクス、ノキア、ネクサスなども会員です。
通信インフラ基盤がエッジ展開に適していることに付け込んで、円筒形のラック筐体がエッジ要件に合わせて設計されている VaporIO は、最近、通信事業者に特化した「気化室」の供給を開始しました。これは携帯電話基地局の下層に配置されるように設計されていて、悪天候、地震、電磁波にも強いので、NFVサーバーを組み込むことができ、遠隔監視や負荷制御が可能です。
-Data Center Dynamics
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