DataBank、米国アトランタのテックスクエアに高性能計算データセンター開設を発表

ジョージア工科大学がアンカーテナント

クラウドサービスとコロケーションを提供する米国企業DataBankが、アトランタのテックスクエアに94,000平方フィートのデータセンター建設をまもなく着工します。

この施設のほとんどは、ジョージア工科大学が運営する高性能インフラ基盤に占有される予定です。この施設は高いサーバー密度を収容し、教育と研究のために特別に建設された高速ファイバーネットワークであるサザンクロスロードへのアクセスを提供し、市内に本部を置く非営利団体によって管理されています。
DataBankの社長兼CFOは、「母校を招聘することができて非常に光栄に思います。DataBankは常々アトランタに注目してきました。この新しい市場に参入する方法として、このパートナーシップより良い方法など思いつきません」と述べました。

研究と教育

ダラスに本拠地をおくDataBankは、ダラス、カンザスシティ、ミネアポリス、ソルトレイクシティ、ピッツバーグ、クリーブランドの6地域の市場にデータセンター12施設を運営しています。

2016年に、DataBankは通信インフラ基盤専門の投資ファンドであるデジタルブリッジ社によって買収されました。デジタルブリッジ社は複数の買収を行い、それらをDataBankの事業に統合しました。これにはC7データセンターのポートフォリオ全体と365データセンターからの2つの施設が含まれます。

アトランタに今後建設されるATL1という施設は、ジョージア工科大学の施設と様々な大学関連企業が集まるミッドタウン地区に近接するテックスクエアに建設されます。このプロジェクトはテックスクエアの長期拡大計画の一部であり、他にもオフィススペースやショッピングエリアも計画されています。

「テックスクエアは、ジョージア工科大学やアトランタ市、ジョージア州が、ジョージア工科大学周辺に活気に満ちたテクノロジーエコシステムを構築し、推進するために意義ある投資をしている証拠です。HPCCのデータセンターはその取り組みの核となるものです」とジョージア工科大学の管理・財務担当EVPであるS.スワント氏はこのように述べました。

その使命に従って、新しいデータセンターは1キャビネットあたり最大45kWの電力密度をサポートしますが、従来のデータセンターでは1キャビネットあたり約5〜10kWしか必要としません。このプロジェクトは完成までに12ヶ月かかるとアトランタジャーナル憲章は報じています。

「ジョージア工科大学の最先端の研究活動の基盤だけでなく、我々は、この魅力的な技術主導の市場も獲得しました」とDataBankのCEOは述べています。

「地域間の相互リンクのハブとして、そして高品質のデータセンターのスペースとサービスを求める企業の大きな基盤としての地位を確立しているアトランタはまさしくDataBankが求めているものです」

– Data Center Dynamics
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