AWSがブラジルのデータセンター事業拡大に18億ドルを投資

投資期間は2034年まで

Amazon Web Services (AWS)は、2034年までの間、ブラジルのデータセンター事業に101億レアル(18億ドル)を投資することを約束しました。

AWSによると、資金は 「ブラジルにおけるデータセンターの拡張、構築、接続、運用、保守 」に使用される予定です。

StreetInsiderとReutersが最初に報じたところによると、AWSは2011年から2023年の間に192億レアル(33億9000万ドル)を投資しています。

AWSはサンパウロに3つのアベイラビリティゾーンを有するクラウドリージョンを持ち、2011年にサービスを開始しました。また、ブラジルにはリオデジャネイロ、サンパウロ、フォルタレザにエッジ拠点があります。後者の計画は2021年に浮上しました。

2020年、AWSはブラジルのクラウドインフラに今後2年間で2億4,000万ドルを投資すると発表しましたが、この資金が何に使われるかの詳細は当時公開されませんでした。

AWSは今週、英国のデータセンター事業に今後5年間で104億7,000万ドルを投資することも発表しています。

大手クラウドプロバイダー3社はいずれもブラジルに進出しています。

マイクロソフトは2014年、カンピーナスにサンパウロのAzureクラウド・リージョン(Brazil Southとして知られる)を立ち上げ、2021年には3つのアベイラビリティゾーンに拡大されました。さらに2024年には、サンパウロ州カンピーナス地区でさらなるデータセンターの建設に着手しました。

Googleは2017年、同じくサンパウロにブラジルのクラウドリージョンを立ち上げました。

ブラジルのデータセンター市場は拡大しています。Data Center Mapには現在150のデータセンターが掲載されており、そのうちのいくつかは現在開発中です。

今週初めには、DigitalBridge傘下のScala Data Centersが、500億ドルを投じて4.75GWに達するAIデータセンター・キャンパスの計画を発表しました。

Prumo Logisticaも、リオデジャネイロのアス港でハイパースケールデータセンターの開発を検討しており、OdataやCirionなどもプロジェクトを進めています。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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