China Mobile International、シンガポールのデータセンターを開設
”中国本土、香港以外で初のデータセンター ”
China Mobileの全額出資子会社であるChina Mobile International(CMI)は、1 年以上前に着工したシンガポールのデータセンターを今週稼働開始しました。
このデータセンターはCMIとして、 香港のツェンクンO工業団地の施設に続き、中国国外における2番目のデータセンターとなります。
「一帯一路」 次はヨーロッパへ
6階建てのデータセンターは、シンガポール東部のTai Seng工業団地にあり、総面積17,490平方メートル、2,100架以上のラックを収容しています。CMIによると、この施設は Uptime Institute の Tier III TCDD および TCCF 規格に従って設計されているとのことですが、UptimeのWebサイト上では認定されていません。
この グリーンフィールド ファシリティは、15分間電力を維持可能な 2N 構成のモジュラー型 UPS と、 N+1 構成の ディーゼル発電機 によって支えられています。また全負荷に対し、24時間の維持を可能とする燃料貯蔵設備を持っています。
新しいデータセンターは、 IMDA-BCA のグリーンマークプラチナ認定を獲得しました。
この施設は、シンガポールのCMI自身の、SJC、APG、SJC2などのアジア太平洋地域の 海底ケーブル システムに直接接続されています。またヨーロッパ~アジア間のSMW5に直接接続されています。ChinaMobileは、この 海底ケーブル の一部を所有しています。
CMIの会長兼CEOであるDr Li Feng氏は、ロンドンとフランクフルトにもデータセンターを展開している最中であると語っています。シンガポールのデータセンターは、ヨーロッパの施設に高速な接続を橋渡しするための重要な「一帯一路」のノードとして機能します。
「シンガポールでのIDCの立ち上げは、当社のグローバルIDCネットワークをまとめるための大きな前進です。膨大な海底ケーブル資産により、シンガポールのIDCは、低 レイテンシ で信頼性の高いサービスを提供でき、アジア太平洋地域のお客様の需要に応えます。」とDr. Li氏は述べています。
Data Center Dynamics
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