マイクロソフト、インド・ハイデラバードにデータセンターを開設へ

マイクロソフトがインドのハイデラバード市にデータセンターの開設を計画していると地元メディアが報じています。

Business Standardによると、同社は、総投資額15,000ルピー(20億ドル)で同地域にデータセンターを設立するために、テランガナ州政府と最終的な交渉を行っているとのことです。

この20億ドルという数字は、データセンターのキャンパス全体であっても高額であり、これがもし事実であれば、同社が1つの場所に莫大な投資を行うことを意味します。

ちなみに比較として、CapitaLand傘下のAscendas India Trustは、1億6,200万ドルを投じて、ナビムンバイの6エーカーの土地に90MWのデータセンター・キャンパスを建設すると発表しています。Web Werksは今週、1億ドルを投じてバンガロールに12万5,000平方フィート(1万1,600平方メートル)、20MWの施設を建設すると発表しました。

今年初め、NTTは20億ドルを投じて、今後3年間でインドの6つのデータセンターパークに100万平方フィート以上のデータセンタースペースと約150MWの容量追加を目指していると発表しました。これには再生可能エネルギーやケーブル陸揚げ局への多額の投資が含まれています。

この投資額への疑問は残るものの、同社はハイデラバード近郊の「ある土地」に施設の建設を決定したと報じられています。マイクロソフトはコメントを控えています。

「情報技術(IT)の分野では、テランガナ州にはすでに大きな投資が行われている。マイクロソフトはここにデータセンターの構築を行っており、近々公表されるかもしれない」と関係者は語っています。

マイクロソフトは現在、インドではプネ、チェンナイ、ムンバイに3つのAzureリージョンを有しています。(いずれも2015年に開設)

そして2019年には、マイクロソフトは、現地の通信事業者であるReliance Jioと提携し、Microsoft Azureクラウドのデータセンターをインド国内に構築しました。10年間のパートナーシップ契約に伴う最初の施設は、グジャラート州とマハラシュトラ州に開発される2か所のデータセンターでした。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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