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アセンダス・インディア・トラスト、1億6000万米ドルを投じてインドにデータセンターキャンパスを建設

アセンダス・インディア・トラスト(Ascendas India Trust: a-iTrust)の管財人 アセンダス ・プロパティ・ファンド・トラスティ社(Ascendas Property Fund Trustee Pte.Ltd.)は、推定1億6000万米ドルを投じて、インドの一等地に最初のデータセンター・キャンパス第1フェーズを開発・運営することを発表しました。このデータセンターは、ナビムンバイのデータセンター拠点として成長しているアイルーリに位置する最大級のデータセンターキャンパスとなります。この6.6エーカーの緑地は段階的に開発され、総建築面積57万5,000平方フィート、電力容量90メガワットの完全装備のデータセンターキャンパスとなり、世界的な大手IT企業やクラウドサービスプロバイダー、インド国内の大企業などの顧客を受け入れることになります。サードパーティベンダーからの用地取得は、2021年の第3四半期までに完了する予定です。データセンター・キャンパスは、2つの建物で構成されます。第1フェーズでは、2024年第2四半期までに完成予定の第1棟の建築面積は約32万5,000平方フィートになります。

アセンダス・インディア・トラストのCEO、サンジーヴ・ダスグプタ氏は次のように述べています。「インドのデータセンター市場への参入は、a-iTrustのポートフォリオを魅力的で拡張性に優れた資産クラスに多様化することになります。インドは世界で2番目に急速に成長しているデジタル経済国です。市場規模の大きさに加え、データのローカル化が進んでいることから当社の市場参入戦略は有効です。当社のスポンサーであるキャピタランド社の支援を受けて最初のデータセンターキャンパスを開発することで、キャピタランドのデータセンターに関する専門知識を活用することができ、データセンターの設計と品質を完全にコントロールすることができます。私たちは、データセンターやライフサイエンスと言った新しいアセットクラスへの多様化を通じて、ポートフォリオのレジリエンスを高めたいと考えています。当社がさらに成長していく中で投資者へのリターンを最大化するために、引き続き慎重な資本管理を行い投資機会を機敏に捉えていきます。」

技術インフラの改善や、5GAIクラウドIoTなどの新技術の導入により インドにおけるデータセンターの需要は高まっています。これによりインドのデータセンターの総容量は、2023年までに年平均成長率31%で拡大し、1,007MWになると予想されています。

キャピタランド・グループのデータセンターCEO兼CCSO(最高経営戦略責任者)のヘジョン氏は次のように述べています。「インドのデータ消費量の増加と質の高いなソリューションへの需要は、キャピタランドが同国で急成長中のデータセンター市場に参入するための良い機会です。近年、世界最大級のデータセンター市場である中国で当社初のハイパースケールデータセンターを取得したのに続き、今回インドで初のデータセンター開発用地を取得します。当社はデータセンター市場での成長を強化し、新しい経済資産クラスへのポートフォリオの拡大を加速しています。今回のインドでの新たな開発により、当グループの今年のデータセンターへの投資額は約17億シンガポールドルとなりました。

当社はデータセンターの設計、開発、運用に関する実績を各リージョンで構築し活用していきます。ビジネスパートナーと協力して、コアマーケットでデータセンターのポートフォリオを拡大していくことを楽しみにしています。」

a-iTrustが取得するデータセンター用地は、 テイン – ベラプール・ロード 沿いの一等地に位置し、ムンバイ市内からイースタンエクスプレスハイウェイ経由で容易にアクセスできます。ナビムンバイは海底ケーブルの陸揚げ局に近く、土地の所有権が明確で、豊富で拡張性のある電力、整備されたインフラ、ベンダーニュートラルのシームレスなネットワーク接続が可能なことから、データセンターの好立地として浮上しています。開発中のデータセンター・キャンパスは、全体で約8,500ラックの収容能力を持ち、PUE約1.4で運用される予定です。データセンターは、キャピタランド社の2030年サステナビリティ・マスタープランに沿って、持続可能な設計原則とグリーンビルディング基準を採用します。これには、インテリジェントなエネルギー管理システム、ソーラーパネル、水なし冷却システムなどの機能が含まれます。

ポートフォリオへの影響

a-iTrustがデータセンター・キャンパスのフェーズ1を取得・開発した結果として、同社のポートフォリオ規模(パイプラインプロジェクトを含む)は、約2,490万平方フィートから約2,520万平方フィートへと1.2%増加します。

W. Media (Vincent Liew記者)より翻訳・転載

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