インドのウッタラーカンド州

CtrlS、インド・チェンナイにデータセンター・パークを建設

72MWの敷地に着工

インドの事業者CtrlS Datacentersが、チェンナイに新しいデータセンター・キャンパスを建設します。

今週発表されたところによると、同社は72MWのプロジェクトに4億ルピー(4億8,250万ドル)を投資します。建設はすでに始まっています。

アンバトゥール工業地帯に位置する同拠点は、2棟のビルに100万平方フィート(9万2900平方メートル)の敷地を提供し、敷地内には変電所も併設されます。

CtrlS社によると、最初のデータセンタービル(Chennai DC 1)は満室で、2024年第2四半期に運用を開始する予定です。

2棟目のデータセンタービル(Chennai DC 2)は2024年後半に稼働開始予定で、10階建ての建物には27MWの電力が供給されます。

CtrlS Datacentersの創設者兼CEOであるSridhar Pinnapureddyは、次のように述べています。「チェンナイDCパークをお披露目できることをうれしく思います。チェンナイはインドで2番目に大きなデータセンター市場であり、多くの海底ケーブル陸揚げ局が存在することに加え、この地域で企業やクラウドサービスプロバイダーの存在感が高まっていることから、戦略的な重要性を持っています。」

そして、こう続けました 。「知識集約型産業に対する政府の野心的な計画と、それに伴うデジタルトランスフォーメーションの急増により、CtrlS Datacentersはチェンナイのダイナミックなデジタルランドスケープに、最先端のデータセンター・キャンパスで貢献できることを誇りに思います。タミル・ナードゥ州政府が必要なあらゆる支援を提供し、当社のデータセンター設立に適した環境を整えてくれたことに感謝します。」

CtrlSはムンバイ、バンガロール、ノイダ、ハイデラバード、コルカタに施設を有し、エッジはラクナウとパトナにあります。

2023年10月、同社は今後6年間で20億ドルを投資し、アジアと中東全域に拡大すると発表し、350MWのAIとクラウド対応のハイパースケールデータセンターを増設する意向です。

同社は現在、既存施設で234MW以上のIT能力を有しています。11月にはインドのウッタラーカンド州に10MWのデータセンター計画を発表し、12月にはグジャラート州の施設に着工しました。また、タイでも150MWのキャンパス建設に取り組んでいます。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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