
ダラス大学キャンパス内にデータセンター建設へ
アービング市議会がプロジェクトに賛成
米国ダラスのアービング市議会は、ダラス大学所有地でのデータセンター開発プロジェクトを承認しました。
計画では、同地に77万平方フィート(7万1535平方メートル)のデータセンタースペースを開発し、2027年に竣工する予定となっています。
同大学は、デベロッパーのKDCと共同でこのプロジェクトを進めており、Tom Branriff Driveの州道114号線北側の土地を、データセンター用に区画整理する必要がありました。
議会は7月11日、ダラス大学が現在経済的に実現可能な用途ではないと判断した、オフィスや集合住宅からの区画変更の申請を承認しました。
さらにOncorは、データセンターがハイパースケールの顧客に必要な電力容量を供給できるよう、周辺の送電線の更新を支援しました。
この施設は、アービングに年間約820万ドルの税収をもたらすことが期待されています。
KDCのSteve Van Amburgh最高経営責任者(CEO)は、「当社は35年の歴史の中で、十数件の重要なデータセンタープロジェクトを開発してきた。ダラス大学の敷地を世界クラスのデータセンターキャンパスに生まれ変わらせるために、ダラス大学と提携できることをうれしく思う」と述べています。
また、ダラス大学のJonathan J. Stanford学長は、次のように述べています。「私たちは、最近のゾーニング申請に対する議会の公正な検討と、最終的な支援に大変感謝しています。また、アービング市での豊富な経験と、データセンターの全国的なポートフォリオを持つKDCとの提携を誇りに思っています。大学、KDC、市の相互信頼を目の当たりにし、心強く思っています。」
KDCは、不動産開発・投資会社で30年以上の実績を持ち、同社はこれまでに、十数か所のデータセンターを開発していますが、そのうちの数か所はテキサス州北部となります。
テキサス州北部では、いくつものデータセンタープロジェクトが走っています。今年だけでも、Stack、CyrusOne、DataNovaX、Powerhouse、DataBankなどが開発や拡張を発表しています。Skyboxもテキサス州ダラスで、300MWのキャンパス の建設工事も開始しました。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
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