Data4、ポーランドで50MWのワルシャワ・キャンパスに着工

3棟計画中、最初のビルは2023年第1四半期に稼動予定

フランスのデータセンター企業Data4は、ポーランド初のデータセンターキャンパスをワルシャワで起工しました。

同社は2021年7月、ポーランドで最初のキャンパスに最大2億ユーロ(約2億3700ドル)を投資する計画を初めて発表しています。

今週はそのキャンパスに着工したことを発表し、敷地の開発に最大2億5000万ユーロ(約278億ドル)を投資する予定であることを明らかにしました。 ヤフチツェ の4ヘクタールの敷地に、合計15,000平方メートル(161,500平方フィート)、50メガワットのデータセンター3棟を建設する予定です。最初の建物は2023年第1四半期に稼動する予定です。

同社は声明で、「ポーランド政府と企業のコミットメントに後押しされたポーランド市場の潜在力と、国際的なクラウドプラットフォームの展開が、迅速かつ効率的なデジタル変革に貢献すると確信しています」と述べています。

2006年にColony Capital(現DigitalBridge)によって設立された同社は、2018年にAXA Investment Managersによって非公開金額で買収されました。フランス、イタリア、ルクセンブルク、スペインに24のデータセンターを有しています。

2021年4月には、ドイツ銀行、ソシエテジェネラル、三井住友銀行が出資する6億2000万ユーロ(約7億3750万ドル)のデットファイナンスを確保しています。同社は当時、ポーランドへの進出と同時に、パリキャンパスの容量を100MWから200MWに倍増し、フランス(マルクーシ)、イタリア(ミラノ)、スペイン(マドリード)のキャンパスを拡大し、中欧や北欧の市場に参入する計画だと述べていました。

最近のLinkedInの投稿では、2021年にフランスで3棟、イタリアで2棟、スペインで2棟の計7棟のデータセンタービルを引き渡したと述べています。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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