Digital RealtyのInterxion、パリで85MWの新サイトを発表
昨年Digital Realtyに買収されたヨーロッパのDC事業者 Interxionは、フランス パリで2番目となるキャンパスの計画を発表しました。キャンパスは、4つのデータセンター棟を構え、最大で85MWの電力が提供される予定です。
Digital Realtyは、2019年後半にInterxionを84億ドルで買収しました。Interxionは、既にヨーロッパに53か所の施設を持ち、そのうち7か所はパリにあります。 この新キャンパスは、パリ中心部から北に9 km(5.6マイル)ほど離れた郊外、ラコルヌーヴに建設され、2021年後半のオープンが予定されています。
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Interxion Paris Digital Parkは、PAR8、PAR9、PAR10、PAR11という4棟の施設で構成され、最大85MWの電力と40,000平方メートル(43,000平方フィートのスペース)が提供されます。キャンパスは、Interxionの既存PAR7データセンターの道路を挟んだ向かい側、A86高速道路沿いに配置されます。
Digital Realtyからのリリースによると、最初に構築される新施設PAR8は、合計9,600平方メートル(102,000平方フィート)、19 MWの電力を備え、3,200平方メートル(34,000平方フィート)から始まる3つのフェーズで建設が進められ、2021年後半にオープンの予定のようです。PAR8の資本支出は、その他3棟のDigital Parkの施設で共有する土地費用を除き、約2億700万ユーロ(2億2,500万ドル)相当と予想されています。
InterxionのCEOであるDavid Ruberg氏は、次のように述べています。「我々は、特にクラウド事業者やコンテンツ・プラットフォーム・プロバイダーなど、特にヨーロッパのフットプリント全体での堅実な需要に対処し続け、特にヨーロッパの主要都市での存在感を拡大し続けていく。」
Interxionのデータシートによると、Paris Digital Parkには、 2N+1 構成の UPS 電源とN+1 構成の冷却、および先進的なアラーム監視システムを備えるとしています。効率を上げるために フリークーリング を使用し、高密度電源ラックをサポートします。
このサイトは、10Gbps、100Gbps、および ダークファイバ により最大85までの通信事業者への冗長光ファイバ回線を備えています。最新施設にふさわしく、24時間365日セキュリティスタッフが常駐します。
ラコルヌーブ郊外でのInterxionの披露はいつも暖かく迎えられたわけではありませんでした。2015年、PAR7は一時的に閉鎖するように言われました。住民団体は、このサイトを不快な侵入者であると見なし、ディーゼルバックアップ発電機からの騒音や汚染を含むさまざまな問題について不満を述べていました。
命令は地方裁判所によって迅速に取り消され、この新しいParkが同様の事態に陥る可能性は低いと思われます。Interxion FranceのマネージングディレクターFabrice Coquio氏は2015年にDCDに次のように語っていました「我々は貴重な教訓を学んだ。将来、新データセンターを構築する前や構築段階においては、地域住民に対しはるかに多くの情報を提供する必要がある。」
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