エクイニクスがシンガポール最高層データセンターSG5を発表
エクイニクスは、シンガポールで5番目となるデータセンター(SG5)を発表しました。これは、以前はシンガポール・データセンターパークとして知られていたTanjong Klingにある グリーンフィールド 施設です。
第1フェーズで1億4,400万米ドルを投じて建設が進む9階建てのSG5施設は、2021年上半期の開設時点で、少なくとも2022年にFacebookの10億ドル規模11階建てデータセンターが完成するまでは、シンガポールで最も高層のデータセンターとなります。
そびえ立つ野心
SG5の第1フェーズでは、1,710平方メートル(18,400平方フィート)のコロケーションスペースに1,300ラック超が設置されます。施設の完成時には、最大5,000ラックを提供し、コロケーションスペースの合計面積は12,000平方メートル(129,000平方フィート)近くになる予定です。
エクイニクスは、SG5が国全体での存在感や場所の多様性を強化するだろう、と述べています。SG5はSG2の視界に建設されます。 SG1とSG3は横並びに配置され、SG4は東部のTai Sengに配置されています。SG5を除く他の4棟のデータセンターは現在、合計で43,500平方メートル(468,000平方フィート)以上のコロケーションスペースを提供しています。
SG5は、シンガポールの他4か所の既存Equinix IBXデータセンターに直接ダークファイバで接続され、また705社以上の企業とも相互接続し、200を超えるプロバイダーのネットワークサービスへのアクセスが可能であるとエクイニクスは述べています。
エクイニクス・南アジアのマネージングディレクターYee May Leong氏は、次のように述べています。「シンガポールは、現在のパンデミックや経済的課題があるにもかかわらず、地域のデジタルハブとしての成功が続いている。今日のビジネスでは、Platform Equinixを通じて重要エコシステムやクラウドサービスを活用し、成長と拡張に向けた強固なデジタルインフラストラクチャが求められている」
「シンガポールがSmart Nationの旅を続け、企業がデジタルトランスフォーメーションを追求する中、顧客の国内およびグローバルな成長を実現するためにローカルフットプリントを拡大し、顧客のニーズと要求に応えていく」と彼女は述べています。
昨年報告したように、シンガポールではデータセンターからの二酸化炭素排出量に対する懸念に伴い、2021年までデータセンター新設に関する「暗黙の」モラトリアムが起きました。 2019年にそれが発効されて以来、今年初めに発表されたSPHとKeppelの合弁事業を除き、新規のデータセンターの発表はありませんでした。ただ、SG5の建設作業はそれ以前から進められていました。
Data Center Dynamics
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