EtixがコロンビアのTier IV施設を着工

8か月遅れ

欧州のデータセンタープロバイダーであるEtixは、現地パートナーのCompunet社とコロンビア国内で2番目に大きな都市であるカリのデータセンターの建設をました。

パートナーは、この施設に対し Uptime InstituteTier IV認定を申請する予定です。これが受理されれば、首都ボゴタ以外で初のUptime Tier IV認定データセンターとなります。しかし、この画期的な計画は数ヶ月遅れています。昨年の発表では、2018年の第4四半期までに着工開始と予定されていました。

首都以外初のTier IVサイトへ

南米大陸は世界で最も急速に成長しているコロケーション市場ですが、劇的なサービス不足になっています、とEtixは声明で述べています。コロンビアを選定した理由は、人口が4000万人を超えており、北米やその他の南アメリカ地域との通信に便利なためです。

Etix Cali#1 キャリアニュートラル の施設は、Etixにとって南米初のデータセンターであり、世界で13番目の施設となります。EtixのパートナーであるCompunetは、アンデス地域におけるSAPおよびマネージドITサービスの大手プロバイダーです。Etixは、840kVAの電力容量、240台のサーバーラックと十分なスペースを設けることを計画しており、現地の建設業者と協力し、2段階のフェーズで建設を行います。

コロンビアのデータセンターの90%以上は首都ボゴタにありますが、カリは国内で2番目に大きい(そして3番目に人口が多い)都市です。また、南米で最も急速に成長している都市の1つであり、国の西側地域における経済的・政治的推進力であるとEtixは言います。また、自由貿易圏であるZonamericaにもあり、税制上の優遇措置と企業サービスへのアクセスを提供しています。

Etix Cali#1の起工式 – Etix Everywhere
Etix Cali #1イメージ図 – Etix Everywhere

Etix EverywhereラテンアメリカのCEO Gonzalo de la Cuadra氏は、声明の中で、データは戦略的資産になり、社会はそれによって変容しつつあると述べています。

「顧客のデータ消費のパターンが変わったため、データ管理の複雑さを増す必要があり、 ビッグデータ 処理とリアルタイム分析処理に適切なインフラ設備が必要になった。」と彼は言いました。

Etix Cali#1は地元の企業へのサービス提供し、また首都に拠点を置く企業や組織向けの ディザスタリカバリ用のバックアップサイトとしても機能します。

Etixによると、顧客は2020年第1四半期以降から利用開始できるとしています。

Etixは、建設の遅延の原因をDCDにこう説明しました。「コロンビアの2番目となるTier IVデータセンターの建設にあたり、Compunetと緊密に連携し、すべての前提条件を適切かつ 完全に評価する必要があったためです。」

Data Center Dynamics

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