EUが1,500億ユーロのアフリカ投資パッケージを発表、データセンターとケーブルプロジェクトに資金提供へ

欧州連合(EU)は、デジタルインフラへの投資を含むアフリカ向けの新たな投資パッケージを発表しました。

EUは今週、アフリカ大陸全域のデジタル変革、再生可能エネルギー、生物多様性、農業・食糧生産、気候変動対策、教育、モビリティなどに資金を提供するため、今後7年間で1,500億ユーロ(約1,696億7千万ドル)の「グローバル・ゲートウェイ投資パッケージ」を発表しました。

正確な金額は示されていませんが、投資パッケージは、「海底および地上の光ファイバーケーブル、ならびにクラウドおよびデータインフラにおけるプロジェクトを促進する 」とされています。

このパッケージの一環としてEUは今後2年間、1億6000万ユーロ(約1809万ドル)の助成金と6億6000万ユーロ(約7466万ドル)の融資を組み合わせて、ナイジェリアのデジタル変革に少なくとも8億2000万ユーロ(約9億2750万ドル)を投資する予定です。

「EUは、ナイジェリア人の高速接続へのアクセスを改善するために必要な光ファイバーケーブルとデータセンターの建設を支援する。欧州投資銀行(EIB)は、ラゴス州とオグン州の安全な4G接続を拡大し、国のデータ通信能力を3倍にするために1億ユーロを投資する」と、欧州委員会のマルグレーテ・ ベステアー 執行副委員長の閣僚であるアレハンドロ・カインツォスは述べています。

また欧州委員会のフランチェスカ・ディ・マウロ西アフリカ担当ユニット長は、「このデジタル経済パッケージは、データ経済の機会を最大限に活用するために協力し、EUとナイジェリアのパートナーシップを次のレベルへ押し上げるだろう」と述べています。

アフリカ投資パッケージには、再生可能エネルギープロジェクトへの資金提供が含まれており、エネルギー発電能力を少なくとも300GW増加させることを目標としています。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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