モバイル通信網が被害を受ける中、ウクライナのStarlink料金がほぼ2倍へ

ウクライナのモバイル通信網がロシアによる電力網への攻撃の影響を受け続けている中、ウクライナにおけるStarlink通信機器の価格はほぼ2倍になる見込みとなるようです。

Starlink社のウェブサイトによると、ウクライナの新規ユーザー向け価格は700ドルに値上げされる予定となっています。尚、これまでの価格は385ドルでした。

月額のサービス費用についても増加し、夏には100ドルから8月24日のウクライナ独立記念日に60ドルまで下落する変動があったものの、75ドルにまで上昇しました。同国のStarlinkユーザー向けの新価格は、12月29日から開始さ れます。

隣国のポーランドも価格高騰の影響を受けているが、他の大半の欧州諸国では価格据え置きとなっている、とFinancial Timesは指摘しています。

Starlinkは、ロシアとの戦争下にあるウクライナ人を支援する上で重要な役割を担ってきました。イーロン・マスク氏が所有するSpaceXの子会社は、2月下旬に同国でのインターネットサービスを開始しました。

Starlinkがウクライナに送った端末は、モバイルネットワークサービスがほとんど、あるいは全く利用できないエリアで、ウクライナ軍や民間人がインターネット接続を維持するのに役立っています。

しかし、マスク氏は先月、端末によるウクライナ支援には、年末までに1億ドルのコストがかかる可能性があると警鐘を鳴らしていました。

同じ頃、SpaceX社は米国防総省に対し、ウクライナ向けの端末1台につき月4500ドルを支払うよう要請したと、Financial Timesは事情に詳しい情報筋の話を引用して伝えています。

しかし、SpaceX社がウクライナ向けサービスに対して政府からの資金提供を受けていないと主張しているにもかかわらず、米国政府やその他多くの企業は、Starlink社の取り組みを支援するためにすでに数千万ドルの資金を投入しています。反発を受けたマ スク氏は態度を変え、ウクライナ人向けのサービスに部分的に資金を提供し続けると表明しました。

CNN Politicsは、ウクライナにある2万台の端末の85%は、米国やポーランドなどの国や他の団体から費用や一部資金を提供されたとしています。

ロシアがウクライナの送電システムを狙ったことにより、このところウクライナでは通信障害が発生しています。しかし、今月初め、ウクライナの通信会社Kyivstarは、同国の南部と東部の接続性を回復させることに成功しました。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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