Google、日本初のデータセンターを2023年に開設へ

ピチャイCEOが訪日時に発表

Googleは2023年までに日本で最初のデータセンターを開設する予定であるとCEOのサンダー・ピチャイ氏が発表しました。

ピチャイ氏はブログで、新しい施設の場所は千葉県印西市になると述べています。尚、これはGoogleにとってアジア地域で3番目のデータセンターとなります。

Googleはすでに東京と大阪にクラウドリージョンを設けていますが、これらはエクイニクスのようなパートナー企業が運営するコロケーション施設内に収容されています。

「我々は2023年に日本初のデータセンターを千葉県印西市に開設する」とピチャイ氏は述べています。「これにより、日本のユーザーは当社のツールやサービスに迅速かつ確実にアクセスできるようになり、経済活動や雇用を支援し、そして日本を世界のデジタル経済とつなげていく」

千葉のデータセンターは、日本に対する7億3千万ドルのインフラ関連投資の一部であると、GoogleのCEOは述べています。この投資には、太平洋を横断し、2023年の開通時には日本とカナダ西海岸を結ぶ最初の光ファイバケーブルとなるTopaz海底ケーブルも含まれます。

このような発表の常として、ピチャイ氏は、Googleの投資が地元の人々にどれだけの利益をもたらすかを強調しています。「Analysys Masonの最近の調査によると、過去そして現在のGoogleの日本におけるネットワークインフラ投資は、2022年から2026年の間にGDPで3030億ドルの追加をもたらすとされている」

ピチャイ氏は今週来日し、新たなPixelデバイスを発表したほか、岸田文雄首相と会談し、インフラ研修プログラムや財団へのGoogle.org補助金などを含むGoogleの「日本デジタル化推進計画」について共有しました。

今回の発表は、Googleが南アフリカにクラウドリージョンの設置を発表したことに続く動きです。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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