エクイニクス、シドニーデータセンターの拡張を完了 ~フェーズ2ではSY5に2,000キャビネットを4,800万米$で追加
エクイニクスはシドニーにあるSY5データセンターの4800万ドルの拡張を完了しました。
2021年2月に発表されたフェーズ2の建設では、11,300平方メートルのコロケーションスペースが追加されました。2,150台のキャビネットを追加することで、SY5のキャビネット容量は3,975台となります。
さらにSY5は完成の際には9,200キャビネットになり、オーストラリア最大のエクイニクスIBX施設となります。
エクイニクス・オーストラリアのMD ガイ・ダンスキンは次のように述べています。「オーストラリアではテクノロジー関連の支出が加速しており、as-a-service (サービス型)ビジネスモデルへの移行や、ハイブリッド・マルチクラウドがアーキテクチャとして広く採用されていることから、引き続き大きな勢いを感じています。」
オーストラリアでは、政府機関のデータを国内で保管することが義務付けられているため、データセンターの需要が急速に高まっています。政府は、中国が所有するGlobal Switchの施設にデータを保存することを禁止したため、他のプロバイダーも参入する機会を得ました。
オーストラリアにおける同社の計画には、今年後半にパースの第3データセンター 開設予定で、既にシドニーには8つの施設、パースには5つの施設、アデレード、ブリスベン、キャンベラにはそれぞれ1つの施設があります。
今週、オーストラリア競争消費者委員会(Australian Competition and Consumer Commission : ACCC)は、エクイニクス・オーストラリアに対し、他の企業(Nike、H&M、HSBC銀行、ゴールドマン・サックス)と共同で再生可能エネルギーの入札を行う許可を与えました。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
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