iColoがケニアの2つのデータセンターキャンパスにソーラーパネルを設置

650kW以上の太陽光発電設備の新設に成功

Digital Realty傘下のiColoが、ナイロビとモンバサにあるケニアのデータセンター施設 2 か所に、ソーラーパネルを設置したことを発表しました。

同社によると、新たに650kW以上の太陽光発電設備の増設に成功したようです。

このうち450kWは、ナイロビにあるiColoの ナイロビ・ワン(以下「NBO1」)キャンパスで利用可能で、残りの200kWは、同社のMiritini Mombasaキャンパス(MBA1)で利用可能です。

MBA1は平屋建ての施設で、ラック数は226、床面積は450平方メートルで、市内のMiritiniという地域にあります。

同社のNBO1は、2019年9月にオープンしました。この1エーカーのキャンパスは市内のKarenに位置し、床面積は624平方メートル(6,700平方フィート)です。

iColoの創設者兼CEOのRanjith Cherickelは、次のように述べました。 「当社の太陽光発電への投資は、企業としての持続可能性の目標だけでなく、顧客の再生可能エネルギー目標をサポートするというコミットメントによって推進されています。」

iColoは昨年、モザンビークのマプトにも新しい施設を立ち上げました。この施設は、Meta主導の2Africaケーブルシステムの重要な機器の現地着地点となっています。

同社は、2025年第3四半期にナイロビに2番目の施設となるNB02を開設する予定で、そのIT負荷は6.5MWです。

iColoは、2019年にInterxionが同社の支配的株式を取得した後、Digital Realtyの一部となりました。2021年10月、Digital Realtyは、Pembani Remgro Infrastructure Fundとの既存のジョイントベンチャーが、300万ドルで市内の土地区画の取得を完了したことを発表しました。

Energy and Petroleum Regulatory Authorityの最近の報告書によると、ケニアの送電網は、地熱、水力、風力エネルギーを含む再生可能エネルギーが発電量の82%を占め、大幅に再生可能であるとのことです。

今年初め、マイクロソフトとドバイを拠点とするAI企業のG42は、地熱エネルギーのみで稼働するデータセンターをケニアに建設する計画で提携しました。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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