ケッペル、ノーチラス社の水上データセンター建設に100万ドルを投資
資金調達ラウンドシリーズCの2,500万ドルの一環
Keppel T&T(ケッペル)社の100%出資子会社であるケッペルデータセンター社は、米国カリフォルニア州にノーチラス社を立ち上げるべく1,000万米ドルを投資しました。
ノーチラス社は2015年に 水上データセンター のプロトタイプテストに成功しました。来年初めにカリフォルニア州北部のマーレアイランド海軍造船所で最初の商業施設を立ち上げる計画です。
良い旅を
「このノーチラス社への戦略的投資によって、ケッペルデータセンター社は、幅広い商用アプリケーションに大きな可能性を秘めた革新的かつ持続可能なデータセンター技術の開発から利益を得るでしょう」とケッペルデータセンター社のCEOはこのように述べました。
「この投資を通じて、例えば、水上水冷式データセンター開発のためのオフショアおよび海洋部門でのグループの能力と経験を活用など、ケッペルグループ内での連携と相乗効果活用の機会を探ることができます」
投資額はノーチラス社の発行済株式総数のおよそ24.1%を占め、米国および欧州からの投資を含む資金調達ラウンドシリーズCの2,500万米ドルの一環に含まれています。
ノーチラス社の道のりはまだ続きます。来年の6MWの水上施設が、商業スペースへの初進出になりますが、水冷式データセンターの将来は明るいと見られています。
ノーチラスの社長兼CEOのコノートン氏は今年初めにDCDに次のように語りました。「今後20年以内に、新しいデータセンターはすべて水冷式になるでしょう。今から20年後には、空冷式データセンターは消えることになります。なぜなら、水冷式は熱伝達体としてはるかに効率的だからです」
「空冷式は将来的には少数派になるでしょう。水はあちこちに存在します。我々はそのことを認識しています。なぜなら、他のセクターでも今まさに進んでいるからです」
– Data Center Dynamics
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