マレーシアのSime Darbyが2つ目のデータセンター用地をGoogleに売却
マレーシアの不動産会社Sime Darby Propertyは、エルミナ市にあるビジネスパークの土地をGoogleに追加売却する予定です。
同社は今週、Google傘下のPearl Computing Malaysia Sdn.Bhd.(Raiden APAC Pte. Ltd.の完全子会社)とデータセンターを建設し、賃貸する契約を結んだことを発表しました。
この契約に基づき、Simeの子会社であるSDP EBP IIは、Elmina Business Parkフェーズ2にデータセンター施設と関連建造物を建設し、Pearl Computingに賃貸します。
このプロジェクトは、クアラルンプール北西部のクランバレーにある、Elmina Business Park内の77エーカーの敷地に建設されます。
プロジェクトは、2027年12月末までに完了する予定です。最初の賃貸契約は20年間で、5年間の延長オプションが2つあります。当初のリース期間中に支払われる賃料の総額は、最大56億リンギット(12億5,000万ドル)と見積もられています。
Simeは今年初め、データセンター開発への参入計画を初めて発表し、PearlはElmina Parkにある49エーカーの敷地を賃借する予定です。その最初のデータセンターは、2026年の完成を目指しています。
Pearl Computingは当時、匿名の米国系多国籍テクノロジー企業の完全子会社と説明されていました。その後Googleは、20億ドル規模の拡張プロジェクトの一環として、SimeのElmina Parkにデータセンターを開発すると発表しました。同社は2022年に、マレーシアのクラウドリージョンの計画を初めて明らかにしました。
1964年に設立された、不動産開発会社United Estates Projects Berhadがルーツですが、Sime Darby Propertyは親会社のSime Darbyによって、2007年に正式に設立され、それ以来上場しています。
Sime Darbyは、1910年に創業したWilliam Middleton Sime, Henry d’Esterre Darby, and Herbert Mitford Darbyにちなんで命名されました。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
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