Amazonがオレゴン州ハーミストンでさらなるデータセンター開発を検討中

Amazonは、米国オレゴン州ユマティラ郡ハーミストンにさらなるデータセンターの開発を計画しています。

Hermiston Heraldが最初に報じたところによると、ハーミストン市議会は9月26日の会合で、Amazon Data ServicesがGreater Hermiston Enterprise Zone内に新しい追加キャンパスを建設するための長期減税の申請を承認したとのことです。

同社は、Amazon Data Services部門を通じて、Greater Hermiston Enterprise Zone(GHEZ)内に計画されている2つの新キャンパスのLong-Term Rural Enterprise Zone(LTREZ)軽減措置を申請しました。問題のキャンパスの1つはハーミストン市内にあり、もう1つは市外のフィードビル南部にあります。2つの敷地は、9.97エーカーと120.83エーカーの広さです。

15年間の減免措置を受けるには、2億ドル以上の新規投資、10人以上の新規雇用、ユマティラ郡の平均賃金の130%以上の平均報酬が必要とされています。

キャンパスの詳細は共有されていませんが、契約文書では「少なくとも18万平方フィート(16,700平方メートル)以上の最初の4つの認定データセンター」について言及されています。この2つのサイトは、建設が完了した時点で、固定資産税の代わりとして約500万ドルを受け取り、それぞれ120人の正規雇用を創出する予定です。尚これらのプロジェクトは、2024年頃に着工される予定です。

AWSはすでに郡と1件の契約を結んでおり、関係者は今月の会合の中で、今秋に着工し、来年には稼働させるべきだと述べています。

同社は2017年、地元の発電所に隣接する120エーカーの土地にハーミストンデータセンターの開発計画を初めて発表しました。また、2019年にさらなる開発を行うための税制優遇措置も以前から認められていました。

Amazonは数年前からオレゴン州にデータセンターを構えています。2011年頃にボードマンでの建設を開始し、その後ハーミストンに拡大しました。同社はこの地域に少なくとも7つの施設を保有しています。

今年初めには、同社はモロー郡のボードマン地区でさらに4〜5カ所のデータセンターを開発する計画を発表しています。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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