
Metaがルイジアナ州データセンター向けにBlue Owlから300億ドルの融資パッケージを確保
建設資金調達のため特別目的事業体を設立
Metaはルイジアナ州に計画中のデータセンターキャンパス向けに、投資会社Blue Owl Capitalと300億ドルの資金調達パッケージを締結する見通しです。
ブルームバーグが最初に報じたところによると、この取引により、Metaはルイジアナ州リッチランド郡に建設予定の「Hyperion」と名付けられたデータセンターの20%を所有することになります。
データセンターの資金は、モルガン・スタンレーが本プロジェクト専用に設立した特別目的事業体(SPV)から調達されます。資産運用会社Blue Owl、Meta、および別の投資ファンドであるPIMCOがパートナーとなり、資金構成は25億ドルの自己資本と、270億ドルの負債で構成される予定です。
SPVからの調達により、Meta自身が資金を借り入れるわけではないため、貸借対照表に多額の負債を計上する必要がありません。
ブルームバーグの取材に対し、Meta、モルガン・スタンレー、Pimco、Blue Owlの各社はコメントを控えています。
旧農地2,250エーカー(約910ヘクタール)に建設されるHyperionキャンパスは、総面積400万平方フィート(約37万1,610平方メートル)以上、最大2GWの容量を提供します。完成予想図からは最大9棟の建物が計画されていることが示唆されており、Metaは2030年までの完成を見込んでいます
今週初め、Metaはテキサス州エルパソで、1GW規模のデータセンターキャンパスの起工式を行っています。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
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