エクイニクス、オマーン・サララにデータセンターを建設へ

エクイニクスがオマーンに新たなデータセンターの建設を計画しています。

同社は今週、オマーンの南海岸に位置するサララ市にデータセンターを建設する計画を発表しました。

このデータセンターは、中東のホールセール・キャリアであるオマンテル社(Omantel)の協力を得て建設され、セールスおよび運営管理はエクイニクスが行います。

「SN1」とされるこの新サイトは、エクイニクスにとってマスカットの「MC1」に次ぐオマーンで2棟目のデータセンターとなり、ドバイ、アブダビと並び同地域で5番目のデータセンターとなります。また、マスカット施設とは直接ファイバーで結ばれる予定です。

Equinixエクイニクス中東・北アフリカ地域担当マネージングディレクターのKamel Al-Tawil氏は次のように述べています。「当社はこの素晴らしい機会を捉えてサララに投資し、世界クラスのデータセンターを建設します。このセンターは、主要3大陸間のグローバルトラフィックフローの状況を確実に変化させるでしょう。新旧の海底ケーブルにアクセスできるこの新たな相互接続ポイントは、ネットワーク密度が高く、相互接続性に優れたエコシステムを開発するというエクイニクスの戦略を継続するものです」

オマンテルのCEOであるTalal Al Mamari氏は次のように述べています。「中東の新星であるサララに新たな国際海底ケーブルハブを設置することで、エクイニクスとの成功裏のパートナーシップを拡大できることを嬉しく思います。サララは、地域の新たな戦略的相互接続点としての地位を急速に確立しつつあり、接続エコシステムのハブとなることでしょう」

エクイニクスは、2019年にオマンテルと提携してマスカット施設を開設しました。この施設は、マスカットからオーストラリアのパース施設まで走るSub.coのオマーン-オーストラリア・ケーブル(OAC)の陸揚げ地点であり、サララとジブチへ分岐する可能性を秘めています。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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