
マイクロソフトがインディアナ州で大規模データセンターを検討
40エーカーの土地が新たな施設の候補地に追加される可能性
マイクロソフトは、より大規模なデータセンターを建設するため、インディアナ州の土地を拡張する可能性があります。
South Bend Tribune紙が報じたように、セントジョセフ郡地域計画委員会は今週、土地区画整理案の承認を推奨しました。今後、セントジョセフ郡議会に最終承認を求めることになりました。
この提案は、 Cleveland RoadとCurrant Roadの交差点の南西に位置する、40エーカーの土地の区画変更を目的としています。現在は、耕作地となっています。
この40エーカーは、昨年マイクロソフトが7750万ドルで購入した929エーカーの土地に囲まれています。この土地の大部分は、以前St. Joe Farmsが所有していたものです。同社、この土地にデータセンターキャンパスを建設する意向ですが、プロジェクトの詳細は明らかにされていません。
この土地は現在、Heritage Land Operations LLCが所有しています。
委員会は、この土地の農業適性が低いこと、下水道と上水道が限られていること、「近隣の住宅地が極めてまばらであることから、工業用地の開発が…この土地にとって最も望ましい用途である 」とし、6対1で賛成票を投じました。
この区画整理案には反対意見もありました。将来的にさらに多くの土地が区画整理される可能性、建設過程における交通量増加の影響、雇用が創出されるかどうか、必要な電力、農地の保護、近くのJuday Creekへの影響などについての懸念が表明されました。
この区画で計画されているデータセンターについての詳細は、明らかにされていません。
マイクロソフトは最近、世界各地で計画していたデータセンターの建設やリースのいくつかを取りやめました。同社は、北米、APAC、英国でのプロジェクトを含め、ここ数か月で約2GWのデータセンタープロジェクトをキャンセルしたと報じられています。
直近では、オハイオ州リッキング郡で計画されていた10億ドルのキャンパス建設が中止されました。
証券会社のTD Cowenが最初にこの件に注目し、同社のアナリストは、「リースのキャンセルとキャパシティの延期は、同社の現在の需要予測に比してデータセンターが供給過剰であることを示している」と推測しています。
それにもかかわらず、マイクロソフトは戦略的に計画を進めており、今年のデータセンターとAIインフラへの支出は800億ドルに達する勢いを維持しています。
Meta、US Signals、DataBank、Netrality、Digital Crossroadsは、すべてインディアナ州に進出しています。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
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