新会社Polarnodeがフィンランド全土にデータセンターキャンパスを計画

Nokia、Heinola、Lappeenrantaで500MWの容量を目指す

フィンランドのデータセンター会社Polarnodeが、ポリに新キャンパスの開発を目指しています。

今週発表された100MWのキャンパスは、26ヘクタールの敷地に開発されます。Polarnodeは、ポリ市が所有するHonkaluoto地区にデータセンターを開発するため、ポリ市との協定を準備しています。

同社は2026年初頭の計画完了を目指していますが、詳細は明らかにされていません。

これは、ポリで計画されている2番目のデータセンターキャンパスです。不動産開発会社のCompassForge Venturesは1月、Kupariteollisuuspuisto工業地区に150MWのプロジェクト計画を発表しました。

北欧の事業者Verneは、2022年のFicolo買収の一環として引き継いだ小規模な地下施設をポリに保有しています。

今年設立されたPolarnodeは、2011年に設立されたフィンランドのエネルギー企業Ilmatarの幹部が率いており、風力発電と太陽光発電プロジェクトを開発しています。同社は、合計500MW以上の6つのプロジェクトを開発中であると述べています。

同社は、フィンランドのピルカンマー地方にある町NokiaのJuhansuo地区に30MWのキャンパスを計画しています。タンペレの西、5.5ヘクタールに建設されるこのプロジェクトは、年内の完成を目指しており、100MWに達する可能性があります。

Polarnodeは、Heinolaでも40MWの開発を計画しています。Vierumäkiビジネスパーク北部の11ヘクタールに建設されるこのプロジェクトは、2026年初頭の着工を目指しています。

また、ロシアとの国境に近い南東部の都市、Lappeenranta地区のPajarilaにある33ヘクタールの敷地でも100MWのデータセンターの開発を目指しています。このプロジェクトは最終的に350MWに達する可能性があると言われています。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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