カーボンニュートラルなデータセンター施設、スペインに新設
スペインのエンジニアリング会社Ingenostrum社は、米国のコンサルティング会社TLMグループと提携し、スペインに150MWのデータセンターを開発します。この施設は、西部エクストレマドゥーラ地方のエコ工業団地「CCGreenプロジェクト」内に設置され、外気冷房と地熱冷房システムを併用します。
すでに多くのデータセンター事業者が、自家発電やエネルギー使用量オフセットするための電力購入契約(PPA)を組み合わせてカーボンニュートラルを宣言していいますが、この施設は欧州連合内で初のカーボンニュートラルなデータセンターになると考えられます。
同時にこの工業団地では、120メガワットの太陽光発電所が開発されており、このデータセンターに電力を供給します。また、Tier IV規格に準拠して建設されるため、データセンターのPUEは1.2となります。スペインでは、エクイニクス、NTT、アマゾンなどの大規模なデータセンターの開発が行われていますが、そのほとんどがマドリッドとバルセロナに集中しています。
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